国際リニアコライダー(以下「ILC」)の実現を見据え、ILCに関する理解を深め、ILCに関わる幅広い分野で活躍できる人材の育成を目的とし、高校でILC特別授業を実施しています。
R6年度実施予定: 5校
一関第二高等学校
12月17日に1年次(199名)にILC関連講演会を開催し、ILCの概要及び多文化共生、市の情報発進について理解を深めました。
講演内容などを参考にグループでこの地域の将来のまちづくりについてディスカッションをしました。
一関学院高等学校
11月14日に1年生(144名)に国際リニアコライダー(ILC)に関する特別授業を実施しました。
国際リニアコライダー(ILC)の概要と多文化共生について講演を行い、その後は多文化共生のまちづくりをテーマに生徒達はグループディスカッションをしました。
一関工業高等学校
ILC出前授業
講師: 岩手大学理工学系技術部 第三技術室長 藤崎 聡美 氏(盛岡広域振興局 ILC解説普及員)
10月30日:国際リニアコライダー(ILC)について講演 (1年生94人、3年生22人)
10月30日:レクチャー(1回目)プレゼン方法のレクチャー(3年生18人)
▶小中学校で実施する出前授業のプレゼン方法についてレクチャーをいただきながら、説明資料を作成した
11月5日: 模擬発表とアドバイス(3年生21人)
▶作成した説明資料(パワーポイント)により模擬発表を行い、藤崎氏からアドバイスを受け、資料を修正した。
一関修紅高等学校
10月10日に1学年会(162名)、 特別進学コース2年(14名)、計176名に国際リニアコライダー(ILC)に関する特別授業を実施しました。
国際リニアコライダー(ILC)の概要と多文化共生について講演を行い、その後は多文化共生のまちづくりをテーマに生徒達はグループディスカッションをしました。
12月15日に「ロボコンと5インチゲージ2024」でILCクイズを実施しました。
子供から大人まで参加いただき、これまでILCは聞いたことあるものの具体的な内容が分からなかったという方からは、この機会に理解できたとの声をいただきました。
全問正解の景品はノートとポケットティッシュでした。
ILC解説セミナーが12月8日、一関保健センターで開催されました。
ILCの研究開発を進めている研究者がILCの概要、国内外の動向や安全対策などについて解説したほか、東北ILC事業推進センターからは現在の活動状況について説明がありました。
Q&Aでは実現の時期や国外の計画、受入環境などに関する質問がありました。
11月16日に「いちのせきキッズサイエンス」が川崎市民センターで開催されました。
親子50人が参加し、岩手大学工学GIRLSを講師に、サイエンスショーや石鹸づくりを体験しました。
石鹸を家で使うことが楽しみという感想やサイエンスショーの実験が面白かったなどの感想があり、大好評でした。
10月12日に「全国もちフェスティバル2024in一関」で #ILCフレンズ のチラシやILCグッズを配りました。
10月と思えない暑さだったのでうちわが大人気でした。
一関・平泉バルーンフェスティバルも近くで開催され、熱気球は空気の透き通った秋の青空を鮮やかに飾りました。
餅と景色を満喫できた一日でした。
8月2日~4日、一関市で『第71回いちのせき夏まつり』が開催されました。
七夕の飾りで彩られた大町において、3日の「くるくる踊り」にILCののぼりを掲げて参加しました。
天候にも恵まれ、楽しい3日間でした。
8月3日、「令和6年度キッズサイエンス」が岩手県南技術研究センターで開催されました。
小学生21人が参加し、一関工業高等専門学校の二階堂満氏を講師に、物が溶ける実験、結晶化に関する実験を体験しました。塩化アンモニウムが再結晶する実験では、まるで試験管の中で雪が降っているかのように見えました。
「いちのせきキッズサイエンス」は、次代を担う子供たちに、科学に親しむきっかけを提供し、科学への興味・関心をもっていただくためのイベントです。
市では、市内の中学校を対象とした「ILC特別授業」を行っています。
高エネルギー加速器研究機構(KEK)素粒子原子核研究所の研究者を講師に、オンラインによる授業を実施しています。普段は見えない粒子の飛跡を観察する霧箱実験を行い、素粒子の基礎やILCの研究内容について学びます。
今年度実施予定の中学校:8校
磐井中学校(12月3日)
厳美中学校 (11月26日)
一関東中学校 (7月11日)
舞川中学校 (7月9日)
一関中学校 (7月3日)
7月5日に一関市内にてILCに関わる海外研究者とILCの建設候補地域の関係者が意見交換しました。
この意見交換会は、7月8日~11日まで東京大学にて開催された国際会議「リニアコライダー・ワークショップ2024(LCWS2024)」に参加するため来日した海外の研究者3人(マキシム・ティトフ氏、スタイナー・スタプネス氏、トーマス・シェルナー氏)と地域関係者として、佐々木淳副知事、佐藤善仁一関市長、倉成淳奥州市長、菅原茂気仙沼市長など、15人が出席しました。
海外研究者らの意見は以下のとおり↓
スタイナー氏(スイス・欧州合同原子核研究所)
・ ヨーロピアンストラテジー(欧州素粒子物理戦略)がある中で、重要なのはILCの状況を来年の春までにCERNに対し報告しなければならない。また、夏には非常に重要なディスカッションがある。
・ ILCのためには地域のサポート、日本の研究者のサポートが重要であり、それが継続していることは非常に有難いし重要なこと。
・ ILCテクノロジーネットワークをスタートして、ドイツ、フランス、スペイン、イギリス、イタリアのそれぞれの研究所が協力し取組を進めている。
・ 一番重要なことは、日本政府から計画を前に進めるという話が出てくること。3月までにCERNにステータスをだす。3月までにILCの状況を報告し、夏に議論が行われるという時に日本が前に進んでいるという状況が必要。
マキシム氏 (フランス・サクレー研究所)
・ 科学技術だけではなくて、外交的な意味合いで同じ価値観をもつ国の間で共有するということが極めて重要だと感じている。
・ ヨーロッパは次の将来を決定しなければならないというタイムリミットの中で、新型コロナウィルス感染症の影響で止まっていた動きがまた動き出すことを願っている。
トーマス氏 (ドイツ電子シンクロトロン)
・ アメリカもP5があり、ヨーロッパもこれから戦略を決める。中国にも動きがある難しい状況の中で、同じ価値観をもった国が協力し合うということが極めて重要だと思っている。
市では、市内の中学校を対象とした「ILC特別授業」を行っています。
高エネルギー加速器研究機構(KEK)素粒子原子核研究所の研究者を講師に、オンラインによる授業を実施しています。普段は見えない粒子の飛跡を観察する霧箱実験を行い、素粒子の基礎やILCの研究内容について学びます。
室根中学校 (1月26日)
桜町中学校 (1月25日)
磐井中学校 (12月1日)
厳美中学校 (10月31日)
舞川中学校 (9月27日)
一関東中学校 (9月26日)
一関中学校 (7月6日)
今年度実施予定の中学校: 7校
一関第二高等学校
12月6日、ILC実現建設地域期成同盟会が主催し、東北へのILC建設実現に向けた機運の醸成を図ることを目的に、ILCに関する講演会を開催しました。
ベリーノホテル一関を会場に、ILC実現建設地域期成同盟会構成員等の約170人が出席しました。
国際リニアコライダー(ILC)の誘致実現に向けて、11月28日にILC実現建設地域期成同盟会の要望活動を実施しました。
11月18日に岩手大学工学GIRLSを講師に迎え、親子で楽しめる科学体験イベント「いちのせきキッズサイエンス」を開催しました。
一関市川崎市民センターを会場に、午前と午後の開催で、42人に参加いただきました。
二酸化炭素を使った実験や炎色反応等を体験し、工作では都市鉱山の金箔を使った「スノードーム」を作りました。
「いちのせきキッズサイエンス」は、次代を担う子供たちに、科学に親しむきっかけを提供し、科学への興味・関心をもっていただくためのイベントです。
9月25日~27日(主催:岩手大学)、盛岡市のアイーナを主会場に、ILCの国際会議 International Workshop on Sustainability in Future Accelerators (WSFA2023)が開催されました。
ILCの計画が実現した場合、大規模な実験装置を運営する上での環境配慮や持続可能性がテーマでした。
一関市は市の「森林資源におけるCO2の吸収」について発表しました。