一関市では、先の大戦における戦没者の冥福を祈るとともに、戦争の惨禍を二度と繰り返すことのないよう、世界の恒久平和の確立を祈念するため、令和3年8月10日(火)に一関文化センターにおいて「一関市戦没者追悼式」を開催しました。

 本年度の式典は、新型コロナウイルス感染防止のため、例年より規模を縮小して開催し、遺族を中心に関係者約130人が参列しました。

 式典では、勝部市長の式辞に続いて、参列者全員で黙とうをささげました。

 また、一関市議会議長と一関市遺族連合会長から追悼の言葉をいただいたあと、参列者による献花が行われました。

 式辞で勝部市長は、「戦争の終結から76年が経過し、自らの戦争体験を語れる人が少なくなる中、一人ひとりが悲しみの歴史を二度と繰り返してはならないという決意を心に強く抱き、戦争の悲惨さと平和の尊さを風化させることなく平和を希求する心を次の世代に引き継いでいかなければならない」と述べました。

 

 追悼の言葉では、一関市遺族連合会の熊谷清壽会長が「あの悲惨な戦争の教訓を風化させることなく戦争の悲惨さ、国民の苦しみ、遺族の悲しみ、そして何よりも平和の尊さを後世に語り継ぎ、二度と戦争をしてはならない、われわれのような遺族を二度と出してはならないという原点に立って、平和で人間愛に満ちた心豊かな郷土づくりに努力することをここに誓う」と語りました。

 

 戦没者の冥福と恒久平和を願い、献花を行いました。