開始時刻11時00分

1 市長発表事項

なし
 

2 その他

【記者】昨日、投開票が行われた知事選の結果についての受け止めと、ほぼ前回並だった投票率についての受け止めの2点について伺います。
【市長】現職が強かったというのが第一の印象です。
分厚い壁があったのだと思います。
現職ということと、現職が自ら作った県の総合計画を全面に出して戦ったことがリンクして、選挙民に伝わり易かったのかなという感じがします。
対抗馬の方も頑張っていましたが、壁の厚さがあったと思います。
投票率については、知事選の争点があるようでなかなかかみ合わなかった部分があるという気がします。
討論会のような場で戦わせれば、その辺も見えてきたとは思います。
いずれ、国との関係1つをとってもどうもかみ合わなかったような気がします。
【記者】4期目を迎える達増県政に期待するものは。
【市長】やはりもっと県南に目を向けてもらいたい。
これはずっと言い続けて行かなければならないと思います。
これまでは東日本大震災からの復旧復興ということで、沿岸の津波被災地のこともあり、ある程度は軸足がそちらに向いているのもある意味やむを得ないと受け止めていましたが、沿岸の方が進むにつれて、手つかずの部分が県北と県南に残っています。
ここをしっかりやっていただかないと駄目だと思っています。
これからは今まで以上にそこの部分は強く意見を言っていきたいと思っています。
【記者】県南にももっと目を向けてもらいたいということですが、具体的にはどういったところでしょうか。
【市長】今まで毎年県に対する要望をさまざま行ってきましたが、具体的な答えがなかなか返ってこない部分がありました。
笹ノ田峠の道路整備、これをやってもらわないと、沿岸部との物流が用をなさない。
県の方針でもある沿岸部の観光客を世界遺産平泉に誘導する。その逆もあると思います。
沿岸部の方は三陸自動車道の縦の線が完成し、宮古~盛岡と釜石~花巻が開通したからあとは終了と終わってしまいそうな雰囲気です。
それでは忘れているものがありませんかと。
そこが一番大きいです。
内陸の方を見ても、北上・花巻を中心とした中央部の国道4号線は2車線が4車線化に進んでいます。
県境付近に関しての道路整備というのが極端に遅れています。
これもずっと前から要望してきています。
国交省にはそういう中でもめいいっぱい頑張ってもらっています。
一関市の国道4号線は、高梨交差点までのところの橋の架け替えも含め、交通安全対策という事業でやっていただきました。
北上の東芝、金ヶ崎のトヨタ東日本、この関係での四車線化の整備はやっているようですが、県南・県北、県境周辺と言った方がいいと思いますが、そこが遅れていると受け止めてもらいたいと思っています。
【記者】達増知事の国との関係についてはどのようにご覧になっていますか。
【市長】もっともっと動いてもらえるものと思っています。
【記者】まだまだ動きが足りないということでしょうか。
【市長】それは本人がどういうふうに受け止めているのかわかりませんが、首長たちは必死になって動いています。
私もそうですが、他の首長も本当に真剣になっています。
全国市長会に行った時も、少しの時間を利用して関係省庁を回ったり、自民党本部に行ったり、頻繁に動いています。
そういう緊迫感の中でやっています。
知事にも我々と一緒になって動いてもらえればいいなと思います。
特に私の場合、ILCの関係で政府与党への要望が一番多いのですが、できれば知事が一緒に要望活動に歩いてもらえればいいという感じはもっています。
要望に行った時の現場について、なかなかここでは言えませんが苦労が…大変です。
【記者】そういう意味では他県の知事や首長さんに比べ、中央に要望するという姿勢が足りないということでしょうか。
【市長】どうなのでしょう。ご本人がどう思っているかでしょう。
【記者】対抗馬の及川さんは選挙演説などの中で、47都道府県の中で達増さんだけが国への要望をしないというような言い方をしていました。
【市長】選挙戦中の発言ですから、少し過激になるところはあると思います。
額面通りではないと思います。私が思うには、ILCは岩手県だけのプロジェクトではありません。
東北として、日本全体としてのプロジェクトになります。
そういう時にILCの建設候補地の岩手県が要望活動の中心にならなければならないといけないと思っています。
宮城県の村井知事が中心ということではありません。
岩手県が中心となってやらなければならない。
そこに党派がどうのこうのは関係ないはずです。
オール東北、オールジャパンでやるべきことです。
知事は年度初めの記者会見で、やれることはなんでもやるとお話されています。
その通りの動きかたをしていただければ、何ら問題はないと思います。
選挙は終わり、また県政のトップとして動いてもらわなければなりません。
ILCもまったなしです。
ここにきて躊躇している余裕はありません。
ここで先送りになったらILCがリセットされてしまいます。
そういう状況にあるということです。
これから短い時間しか残されていない中で、何をやるかということで集中的にこのプロジェクトが展開される地域の知事として積極的に動いていただけるものと信じています。
【記者】ILC推進に向けて、国への要望以外に知事にやってほしいことは具体的にありますか。
【市長】国に対する要望は、今の時点ではボールが研究者サイドが握っています。
日本学術会議でのマスタープランの中で重要プロジェクトに位置付けられるかどうかというところにきています。
この結論が早々に出されるわけですが、いろいろな働きかけはできると思います。
研究者が学術会議の中で頑張っています。
研究者のところに行ってお願いをするとか、やれることは何でもやる必要があると思います。
私自身もやれるものは何でもやるということで今までやってきています。
多少フライング気味になるのは覚悟の上です。

【記者】県議選について、一関選挙区で当選された多くの候補者が、選挙期間中に一関地方の働く場の確保ということを非常に強く訴えていました。
今後、県政の立場から働く場の確保に取り組まれると思います。
これは市政の重要な課題の一つだと思いますが、県政とどのような形で連携して対策に取り組まれますか。
【市長】当選者のインタビューを聞いていると、働き場所の確保について皆さんがおっしゃっています。
まったくその通りです。ここ一年間を振り返ってみても一関を代表する看板企業が相次いで閉鎖・撤退している状況です。
これまであった企業が撤退した、働いていた人たちが職を失うということは人口減少にもつながります。
住所を変えて別の所に職を求めなければいけないことは本当に生活に直結する切実な問題です。
企業を誘致して新しい雇用の場を確保すべきと言っていますが、間違いではなく、その通りですが非常に厳しい。
今、企業誘致はそんなに簡単なものではありません。
候補者の方々が雇用の場の確保、企業誘致が重要だというその想いはしっかり受け止めているつもりです。
市の担当者は一生懸命頑張ってやっています。
現に折衝している企業もあります。
ただし、かつてのようなスピードで実現することはなかなか難しいです。
北上製紙やNECなどの規模の大きい事業所の閉鎖・撤退分は元をとらなければいけない(それに相当する雇用の場を確保しなければならない)と思っています。
それを行うのは市です。
責任をもってやっていかなければならないと思います。
すぐにでも企業を誘致してこいという言い方をなさっている方がいらっしゃいますが、簡単にはいきません。
気持ちとして、早く雇用の場を作ってもらいたいという気持ちが強いがゆえに、そのような言い方をされていると思います。
確実にそこを目指してやっていきますが、すぐにやれるかということは確約できるものでもありません。
今折衝中の企業があったとしても相手のあることですのでなかなか公表するには至っていないのが現状です。


【記者】9月11日にはエネルギー回収型の廃棄物処理施設の整備候補地の現地調査があります。
7~8カ所に絞り込んで調査をするということのようですが、第3次選定の結果により、3~5カ所程度に絞ってから公表するとのことです。
今回の現地調査の対象になる7~8カ所、あるいは最終処分場の調査箇所について、途中段階で公表する考えはありますか。
事務局側によると、今回の現地調査は3次選定までの作業の工程のあくまで一つだということで、今のところは特に公表は考えていないということです。
【市長】今のところは考えていません。
あくまでも最終的に絞り込んだ段階で公表します。
7~8カ所について事後に公表することは考えていません。


【記者】達増知事の勝因の一つとして、自ら作った総合計画を訴えたことが功を奏したのではないかと市長はおっしゃいました。
総合計画についてはいろいろと捉え方ありますが、県民の幸福を増大するということが一つの柱になっていますが、必ずしも分かり易いとは言えないような気がします。
そのような知事の主張が県民に理解されたのか、理解されやすいことだったのかどうか、これについてどう思われますか。
【市長】総合計画自体が何かと比較してどっちが優っているかという比較はありません。
そこはやむを得ないだろうと思います。
そして県の総合計画というのは具体的なものというのは見えにくい部分があります。
市の総合計画もそういう面があります。
総合計画というのは、どちらかというと総花的になりがちです。
総合計画の段階であれかこれかと選択していては大変なことになります。
一応全ての分野を取り上げるようなかたちで分野別に書き込んでいきます。
ですから抽象的になっていくのはある程度はやむを得ません。 
これまでに達増県政になってから策定した総合計画をみると、「黄金王国」、「希望」、そして「幸福」と続きます。
最初の「黄金王国」というキャッチフレーズを達増さんが知事に就任した直後、私が総合政策室長をやっていたので一番わかっています。
スローガンというか、キャッチフレーズ。それで県民の皆さんの気持ちを引き付けて、そこから入っていくというやり方、一般的によく取られる手法です。
【記者】そういう意味では今度の任期でそれをどう具体化していくかということが問われますね。
【市長】そうでしょうね。
【記者】ただイメージだけではなく。
【市長】はい。
【記者】知事は4回目の当選ですが、4期目になると世間では多選批判というものも言われます。
多選そのものの是非と4期目に入る知事に対しての注文がありましたらお願いします。
【市長】達増さんが最初に知事に就任した時に、私は政策担当者の立場でした。
あの時に達増さんが長くても2期8年。
今でも耳にしっかり残っています。
それはそれで、東日本大震災があったからやむを得ないと思ってはいました。
ご本人の考え方もどこかで切り替えたと思います。
私は首長の任期は、多選の弊害を常に念頭においてその職にあるべきだと思っています。
体力、気力の衰えなど様々指摘されるところはありますが、これも人によって違います。
一概に何期やったからということではないと思っています。
また、達増さんがこのような考え方をしているかどうかは別として、首長というのは3期やろうが4期やろうが、1期、1期が一つの勝負区間です。
最初から3期、4期だと決めて行うのは、私はあまりよくないと思っています。
1期目の4年が終わり、また真意を問うて、次の4年と。
1期1期が首長としては勝負の区間。
この4年間で何ができるのか。
多分、達増さんもそのようなお考えなのかと思っています。
 

昨夜、県議選の当選者が確定したあとに、私と平泉町長、市議会議長で、当選した 5人全員の所を回りました。
回り終わったのが12時を過ぎていました。

 


閉会 11時33分