開始時刻11時00分

1 市長発表事項

1 「オフィス製紙機お披露目式」を行います
 
【市長】市は県内初となる乾式オフィス製紙機の導入準備を進めてきました。
市が進めている資源・エネルギー循環型まちづくりの一環として、市民の方々にリサイクル意識の向上を図っていただくことが第一の狙いです。
身近なところで直接市民の方々が目にすることができる環境を作り、実際にリサイクルされたものが目の前に出てくるところを見てもらいたいと思います。
小学生等は社会科見学で市内の色々なところを見学して歩いていますが、そのコースの中にも取り入れて子供達の環境教育の充実という面からも活用していきたいと思います。
市は、機密文書をたくさん抱えています。
その機密文書の廃棄を少しでも減らそうと機密文書を中心にこのオフィス製紙機にかけ、再生紙として活用を図っていきたいと思います。
このシステムの特色は水を使わないことです。
機械は熱を持つので機械の保安上コップ1杯程度の水は使いますが、製紙するための水は一切使いません。
実際に東京のセイコーエプソンの会社に行って実物をみてきましたが、様々な活用ができることがわかり、リサイクルで色々なことができることもわかりました。
このことを市民の方にも実体験してもらいたいと考えています。
【記者】機密文書の減量化に繋げたいということですが、現状と再生目標の数字は。
【生活環境課長】市役所から業者へ出している機密文書は本庁と支所合わせて60トン。
その内の6トンを再生へまわしたいと考えています。
【記者】経費も節約になっているのでしょうか。
【生活環境課長】市が使用しているコピー用紙は1枚0.56円します。
オフィス製紙機で1枚製紙するのに5.9円かかります。
コスト的には割高ですが、実際に再生できるところを見ていただきたいということでこの機械を導入しました。
 

2 その他

【記者】陸奥上街道(むつかみかいどう)が「歴史の道百選」に選定されました。
再来年には「奥の細道サミット」が一関市で開催されます。
このことも含めて今回の選定をどのように受け止めていますか。
【市長】非常に喜んでいます。再来年には「奥の細道サミット」が一関・平泉を舞台に開催されますので非常に絶妙なタイミングで選定していただきました。
これを機にしっかりと整備を図り、この陸奥上街道を市民と一緒になって環境整備に努めていければと思います。
私も是非歩きたいと思っています。
市内では昨年から今年にかけて、気仙沼市の唐桑から室根までの街道、室根神社に熊野の神様を迎えるにあたり唐桑から室根まで実際に熊野神を運んだ街道のルートがはっきりしてきたようです。
気仙沼の市民の皆さんと室根の市民の方々が一緒になり、街道になったところを整備していただきました。
更にこれを継続してハイキングなどができるかたちにしたいと思っています。
そういった環境整備に力を入れて集中してやっていきたいと思います。
できれば来年度、歴史的な街道の整備を図っていければと考えています。


【記者】市長は11月1日(金)に東京電力を訪問されていますが、どのような要件とやり取りをしたのでしょうか。
【市長】東日本大震災からの当初の復興期間と呼ばれているものがあと1年を残していよいよ最後だというところまできている状況の中、一関・平泉は福島原発事故由来の被害によって依然として農家、生産者の犠牲をもとに(汚染された農畜産物を)一時保管している現実があります。
このことを東京電力の方々がどの程度真剣に受け止めているのかということを訴えに行ってきました。
現在の市内の保管状況やこれまでに取り組んできた状況を説明したほか、このような状況になっているにもかかわらず最終的な処分方法が示されないままでいること。
我々首長が市民や生産者の皆さんと向き合って話をする時に市民の方々に話す言葉がないということ。
もう少し当事者意識をもってほしい。
自分たちのところでやれないのであれば東京電力自らが国へ要請するなど、色々なやり方があると思いますが、動いてもらいたいという要請をしてきました。
今回は、社長、副社長の対応ではなく執行役員が対応されました。
そこは私も不満なところはあります。
社長にしっかり伝えてほしいと言うべきことは言ってきました。
山菜がいつになったら産直に並べられるのか見通しすら示されていません。
科学的な解明の調査等が進んでいるのかも知らされていません。
全く何も情報がない中で産直に関係する方々は本来の産直の主力商品である山菜を全く並べられません。
東京電力は地方の食文化を崩壊させたということもしっかり認識を持ってほしいということも言ってきました。
それに対しての回答はしづらいのはわかっていますが、社長に伝えてほしいと言ってきました。
【記者】市長の認識として、民間レベルでの賠償は進んでいるという印象ですか、それともまだ不十分な点があるとの認識ですか。
【市長】不十分です。人件費について全然見ていません。
市役所職員があれだけ苦労して震災直後からずっと携わってきましたがその分が補償の対象外だということ。
一関市だけではなくどこの自治体も同じだと思います。極めて不満です。
【記者】シイタケ関係も産地再生に向けて生産者や関係者の努力は続いています。
一つの生業として、上手く循環するような仕組み作りを東電側が何かしら支援してもらえればいいと思いますが。
【市長】東電として何か独自のものをやるというのはなかなか無理でしょう。
背後に環境省や林野庁、国が関わってきています。
東電でできないところも原因を作った当事者として国に要請するものは要請して下さいという言い方をしてきました。


【記者】先週、仙台市でILCの国際会議があり仙台宣言が採択されました。
今回の会議の成果についてはどのようにお考えですか。
【市長】極めて順調に事が推移しているということの共通理解をしていただいたものと捉えています。
研究者の方々が一同に介して東北の現状等についてしっかり認識をしていただいたと思います。
非常に良かったと思います。
11月3日(日)には現地視察を終えたテイラー議長とともに昼食会を行いました。テイラー議長は現地を見て安心したということを話していました。
【記者】今、学術会議ではマスタープランの作成が進んでいて、年明けには報告される状況です。日本政府の判断が注目されますが、そういった日本国内でのこれからの進め方にも理解を得られているのでしょうか。
【市長】そのはずです。満足している様子でした。
【記者】それは日本がきちんとやってくれているということに対する評価でしょうか。
【市長】日本政府としての最終的な判断はまだ表明されていないが、そこに向けての努力はしっかりと認めるということでしょう。

閉会 11時25分

20191105 記者会見資料 [466KB pdfファイル]