令和元年10月16日 受け付け

ひとことの内容 

  台風で避難指示が出た地域に住んでいるが、我が家には支援学校に通う重度知的障害児がいる。避難と言われたが、避難所に行っても居場所があるだろうかという不安から避難を断念した。幸い被害はなかったが、障がい者も避難所に行ったら受け入れて貰えるのか。特別扱いを望んではいないが、少しでも考慮してほしい。

回答

 「市長へひとこと」をお寄せいただき、ありがとうございました。

 お寄せいただきました、障がいをお持ちの方の災害時における避難への対応についてですが、市長からの指示により担当部である保健福祉部から回答させていただきます。

 

 災害発生に伴う避難の際、市民センターなどの指定避難所においては、障がいをお持ちの方や高齢者など、特に配慮を要する方(要配慮者)も安心して避難生活を送ることができるよう、その対応に努めておりますので、避難指示などが発令された場合は、指定避難所へすみやかに避難していただくようお願いします。

 避難した際に配慮が必要な場合は、避難所のスタッフにご相談いただきますようお願いします。避難された方の状態に応じて個別の配慮スペースやトイレに近い場所を確保するなどの対応をいたします。ただし、避難所の部屋数や避難者数の状況によっては、スペースの確保が難しい場合がありますので、ご了承願います。

 また、指定避難所での生活が困難である場合は、市では、市内の障害者支援施設や高齢者福祉施設などを福祉避難所として開設する体制を整えております。

 福祉避難所の開設にあたっては、まず、避難者に関する情報を関係者から収集するとともに、必要に応じて健康調査を行い、福祉避難所への避難が必要かどうかを判断します。

 福祉避難所への避難が必要な場合は、障がいの程度などの情報をもとに、福祉避難所の設置運営に関する協定を締結している法人の施設と受け入れの調整を行い、市から法人に対して福祉避難所の開設を要請します。

 市では、市民の生命、財産を守るため、今後も災害に強いまちづくり進めてまいりますので、お気づきの点がありましたらご意見をお寄せいただきたく、よろしくお願い申し上げます。

令和元年11月11日

                  一関市保健福祉部長 佐藤 鉄也