開始時刻 午前11時00分

【記者】田村家第16代当主が亡くなられ、本日、市長も火葬に出席されたと思います。一関市と深い関わりを持つ方でありましたので、亡くなられたことに対する受け止めをお願いします。それから、市長の3期目の任期が明後日であと1年ということになる。3期目のこれまでの市政運営に関する自己評価と残り1年間のやるべき課題、次の市長選に関してどう考えているか。
【市長】田村家の当主が亡くなられたことはとても残念。2年前の市の夏まつりで息子さんが時の太鼓の先導をされたが、ちゃんとやってくれるのか見に来られた。体力が弱って先導役として歩けなくなったと話をしていました。今日火葬に行ったが一関藩士会の方から伊達家当主の伊達泰宗さんからも哀悼の意が伝えられていると聞いています。
最後のお別れをしてきましたが、何事もなく安らかに眠っている顔立ちでした。自由に物事を考えて行動していた方だと思う。私も時の太鼓の先導役を田村さんと一緒に7、8年ぐらい続けてやりました。非常に一関市にとって馴染みの深い方で、よく足を運んでいただいた。ご冥福を祈りたい。
  
私の任期があと1年ということについて、時計の針と同じように時は進むので、当然残りの任期は短くなる。これまで3期目を3年間やってどう思うのかということについては、まだ整理していない。これから、そういう段階に入っていくのだと思う。3期目は2期目から繋がっていたので、明確な区切りがつかない状態でした。狐禅寺の焼却施設の問題が想定していた年度を越えて決着したということ。新たな用地を選定する作業が進行中であることから、はっきりとした道筋をつけることが最大のミッションであり、今は振り返って検証する段階に至っていない。
 4年のうち3年が経過し、あと1年ということは意識していない。4年をトラック競技に例えれば、今は最終コーナーにいる状態。カーブを曲がればあとはゴールまで一直線。今は最終コーナーで息を整えている状態。直線に入ればラストスパートとなる。

【記者】最終コーナーにいて、後は直線が待っていると言っていますが、そこが市長としてゴールになるのか。さらに何周かする気持ちはあるのか。
【市長】分かりません。ゴールしてから。

【記者】前回の3期目の際は無投票となったが、これまで市長は選挙で選ばれるべきという考えを持っていたが、次の市長選は選挙となるべきだと考えているか。
【市長】1期目の時は3人による選挙となり、2期目の時も選挙になるということで進んでいたが、立候補締め切り直前に辞退したため無投票。3期目の時は自分以外立候補者がいない状況となり、非常にまずいと思っている。選挙民にとって良いことではない。

【記者】3期目のゴールが近づいて来れば、次どうするかの態度を明らかにすべき時期がくることになる。いつ頃するのか決めているのか。
【市長】1期目の時は市議会が開催されていたので、閉会になる前に私が手を上げるのは良くないと判断し、市議会が終わって、市の主要行事を調べてみて混みいってない時期に決めた。7月10日前後だったと思う。2期目、3期目も同じ時期だったと思う。任期満了の3か月前が自然な形だと思う。
1期目の選挙に立候補した時は、前任の市長が新しい人が手を上げやすいようにと早めに引退を決めて5月の連休中に公表した。なるほどと思った。あまりぎりぎりになって意思表明するのは考えものだと思う。私自身の態度をどうするかはまだ決まっていない。

【記者】4期目を目指すとなれば、世間的には多選の問題が言われてくるが、多選問題について何か意識していることはあるのか。
【市長】避けるべきだと思う。人によって尺度が違うと思うが、一般論で言えば権不十年という言葉があるように、権力の座に10年いると腐敗に進むこともある。年齢的なものもある。組織の中での業務の流れが陳腐化しないようにする必要がある。様々なことを判断の要素として考えるべき。私はマニュフェストを掲げないでやってきたが、自分の心の中に掲げている自分自身に対する公約があるので照らし合わせて判断するしかないと思っている。今手がけている仕事、例えば、新しい焼却施設と最終処分場。今期限りで立候補しないとなれば、あと1年のうちに建設して稼働することは無理がある。そういう新しく手掛けているものにどう道筋をつけていくか、仮に4期目が無いとなれば、直線になったときにやる仕事になる。新しいエネルギー循環型施設の建設、最終処分場の建設、NEC跡地や北上製紙跡地の問題、新型コロナウイルスによってかなり疲弊している一関の雇用問題、これが一番だと思う。これらの問題に対しどう道筋をつけてやるのか。これは任期に関係なくやることだが、市長は4年間の任期を与えられているので、4年間という区切りで仕事をしている。よって、第3コーナーを回ったときは大事ということになる。他の市長さんも、あと1年となった時に次をどうするかを考えている方は少ないと思う。
 任期は10月初めまでなので、新年度になって半年経過した後となる。来年度の当初予算編成は骨格ではなく、通常の予算編成を行いたいと思う。その中で継続性を持った施策の展開ができるように編成をしていきたい。今は自分の任期があと1年で切れることを意識していない。

【記者】いくつかの課題を上がったが、大きなものに区切りがついたと判断した場合、立候補はしないということはあるのか。
【市長】それもある。ただ、何をもって区切りと判断するのか。焼却施設と最終処分場の建設場所が決まったから終わりということではない。エネルギー循環型のものを求めているため、従来の焼却オンリーだけではなく、並行して他のものも研究、検討していく必要がある。それをどう具体化していくかが非常に大きな問題だと思う。最終処分場にしても家庭から出るごみの分別化がどうなるかによって大きく変わってくることになる。一つ一つ見ると切りがなくなる。自分で全体を見て、ここまで来れば一区切りついたと判断することもあると思うが、まだそこまでいっていない。
                                                                                                                                                                                                                         以上
                                    

 閉会 午前11時20分