開始時刻 午前11時00分

   ○市長発表事項

 令和2年度市勢功労者表彰について

市勢功労者表彰は、一関市表彰条例に基づき、公共の福祉と市勢の進展に尽くし、地方自治や教育文化、産業振興、民生、消防などの分野で功績が極めて顕著な方に対し、その尽力に敬意を表して行っている。
令和2年度の市勢功労者として4人の表彰を決定した。 今年は4人とも教育・文化の発展に寄与した「教育文化功労」部門からの表彰となる。
1人目は、小梨 浩子(こなし ひろこ)さん。教育者、文化人として、一関の食文化の伝承、市民の文化活動の支援、先人の顕彰など、長年にわたり郷土文化の振興の先導的役割を担ってこられた。
2人目は、蓬田 稔(よもぎだ じん)さん。「蓬田神楽」や日本刀の基となった「舞草刀」の伝承に力を注がれ、国内外に誇れる当地方の民俗文化に対する市民理解の促進に貢献された。本年6月から全国で公開されている映画「もち」に主人公のおじいさん役として出演された。
3人目は、小嶋 喜久子(こじま きくこ)さん。小嶋東鞠(とうぎく)の雅号(がごう)で多くの書道愛好家を育てられた。また、能楽の普及にも尽力され、子どもから高齢者まで幅広い年代に、日本古来の優れた文化に触れる機会を創出されている。
  4人目は、白石 惠一(しらいし けいいち)さん。長きにわたり、室根地域と千厩地域の小中学校で学校薬剤師を務められており、児童生徒の健康管理、学校保健衛生の充実・発展に貢献されている。
去る10月5日に表彰選考委員会に諮問し、満場一致で市勢功労者として適当との答申をいただいた。
市勢功労者表彰は、市町村合併から5年経過した平成22年度から始め、今年で11年目。これまで61人を表彰している。
特筆すべき事案として、ここ数年、市が直接関与しない個人の活動であっても、一関市の特色や誇りとなるものを創造・伝承する活動の功労が認められる人も表彰している。
例えば、平成29年度のベイシーのマスターである菅原正二さん、平成30年度は祝いもちつき隊の隊長の岩渕一美さん、令和元年度は作家の小野寺苓さん。今回は蓬田さん、小嶋さんが該当すると思っている。
表彰式は11月3日(火)文化の日、午前11時からベリーノホテル一関で行う予定。今年は例年と違って参列者を縮小し、新型コロナウイルスの適切な感染防止対策を講じて開催する。

【記者】これまでは市が直接関与した個人の活動に対し表彰していたものを近年は個人の活動にも光をあてることだが、他からの推薦があっての選考か。
【市長】特にありません。市の市勢功労は行政関係に限定すべきではないと思っていました。広く市全体を捉えた視点で対象とすべきだと考えました。

【記者】参列者を限定し、縮小して今年度開催するようですが、今までは市の幹部職員、市議会議員、来賓で県議会議員の方々が出席していていたが、どうするのか。
【市長】市職員について、部長級だけの出席に縮小する。

2.その他


【記者】市の広報には来月の中旬に新成人の対象者に通知を出すという記事が掲載されており、成人式の準備が始まりました。盛岡市では参集開催ではなくWEB開催。北上市では事前に申し込んだ新成人のみが出席できるかたちでの開催。一関市での成人式開催は現在どのような検討をしているのか。
【市長】基本的には特に縮小等をすることは考えていません。新型コロナウイルスに対する対策をしっかり取れば開催できると思っている。新成人にとっては一生に一回だけの記念すべき行事でもある。そういう機会はしっかり作ってあげたい。そのためにも周りで対策をしっかりとっていく。新成人一人一人も自覚を持って臨んでもらいたい。これが新成人にとっての最初の仕事かもしれません。

【記者】先週の一関地区広域行政組合議会のエネルギー回収型一般廃棄物処理施設の候補地選定が一般質問で議論されました。年内にも4カ所ずつあるものを1カ所に絞り込む作業を進めるようですが、組合としてどこを整備予定地にするのか決める作業は、正副管理者会議等で話し合われることになると思うが、開催時期の見通しは。
【市長】現在調整中です。首長の日程が今月に入ってからどこの首長さんも予定がいっぱいとなっている。今まで抑えてきたので10月入ってから首長日程がタイトになってきている。それだけ人の動き、社会経済活動が活発化してきている。今は日程調整するのが、何をするにも難しい状況です。何とか日程を確保したい。

【記者】成人式の件で、縮小は考えていないというお話でしたが、時間短縮もせず例年通りに開催するのか。
【市長】時間短縮はあると思います。細部はこれから考えます。一関市は実行委員会方式なので、まずは新成人の方々に実行委員会を組織してもらい、そちらで組み立てを考えてもらう。新成人の希望を叶えるようなかたちでやりたいと思いますが、しっかりした対策を取りながら全体の来賓の範囲をどこまでにするのか。時間をどうするのか様々出てくると思うが、これからになります。

【記者】感染者の多い首都圏や関西から出席を希望する人が出てくると思いますが、対応について特にまだ考えていないのでしょうか。
【市長】こちらからしっかり情報発信をして、そういう心構えできてもらう。首都圏からくる人も、地元から出席する人も同じです。コロナ対応ということで十分に対策をとり行いますが、参加する新成人もそういうことを踏まえ成人式に望んでほしいというメッセージは出したいと思います。
                                                                                                                                                                                                                      以上

 閉会 午前11時15分