開始時刻 午前11時00

 ○市長発表事項

 大雪のよる被災農家に対する市の支援について
・昨年12月14日からの大雪による農業関係の被害が甚大となっている。国会議員、県議会議員等の方々に現地を見ていただき、農家の方々の声も聞いていただいた。
その時に国、県に要望してきたが、農家の中には今春の作付けに大きな不安を持ち、生産意欲を失いかけている方がいる。このまま雪解けを待ってから次の手を打つと作付けに間に合わないことや生産意欲を失ってもらわないようにするため、市独自の支援策を考えている。具体的には決まっていないが方向性は定めた。
これから関係機関と協議して具体的な計画を作っていきたい。
今申し上げられるのは、被害にあったパイプハウスの解体及び撤去に支援の手を差しのべたい。国、県に要望しても時間がかかるので、市が農家の支援に乗り出したい。
今後JAと協議することになるが、どういう形でやるのか詰めることとなる。また、解体、撤去には建設業協会から協力をもらわなければならないと考えており、先週末、一関支部と千厩支部の建設業協会を訪問し会長及び役員と協議をして基本的に了解を得ている。
予算面等詳細については、これから詰めていくことになるが、今日発表するのは支援の方向性で、農家の方々に対して元気を出して欲しいというメッセージを込めた事業展開にしたいと考えている。事業の内容が今後具体化していくので、その都度お知らせしたい。
高齢化が進んでいる農家の実態を見ると、パイプハウスの解体及び撤去は物理的に難しいと判断しているので、手助けをして次の段階に進めるように環境を整えていきたい。  

【記者】
建設業協会に協力を求めて了解を得たということだが、倒壊したパイプハウスの撤去の手伝いの支援ということか。
【市長】
色々な関わり方が考えられる。例えば、JAを通して支援を進める方法、市が直接建設業協会に委託をして進める方法もある。市とJAの間で決めることになると思う。

【記者】
いつ頃までに具体的な内容を固めるのか。また、支援には予算措置が必要だと思うが、通常議会の前に臨時会議を開催して対応することとなるのか。


【市長】
いつから始めるのかということについては、今週すぐにでもJAと協議する。JAの組合長とは話がついており、後は具体的な内容について決めるだけなので、時間はかからないと思う。スピード感を持って対応したい。
予算措置については、事業内容が固まった段階で補正対応したい。

【記者】
先週、知事が県南4か所を視察したが、萩荘の被災現場を視察した際、報道機関の取材に対し、知事は激甚災害指定ではなくて、農林水産省の災害対応の交付金適用を国に求めている段階だと言っていた。市は県の対応について納得しているのか。また、県に対し市が独自に行う支援とは別の支援を求める考えはあるのか。

【市長】
今朝、県に電話した。市はこういう形で進めるということを話した。県の方は国の制度を使って何とか出来ないかと考えているようだ。それはそれで進めていただいて結構だと思う。県の対応を待っているといつになるか分からない。気温が上がらず雪も解けない状況で、雪を撤去するだけでも相当な労力。なるべく早い段階で雪を撤去し解体作業に入らないと間に合わないと考え、急いで取り掛かりたい。
県に対し別の支援策をお願いする具体的な考えを今は持っていない。
解体及び撤去後は新しいパイプハウスの設置となるが、資材が揃うのかという課題が出てくるが、県と協力関係を持って対応していきたい。

【記者】
新型コロナウイルスに関して、ワクチン接種の見通しがたち、登米市では接種を進めるための庁内体制の整備が進んでおり、盛岡市では具体的な内容が公表され、平泉町では年度内に接種が開始出来るように動き始めているが、市ではどのように考えているのか。
【市長】
国の方では接種の優先順位を付けて、コロナ関係に従事している医療従事者や高齢者、糖尿病等の基礎疾患を持っている方などを優先すると定めており、今後具体的に決まってくると思う。市としては、実際にワクチンが供給可能となった時点で直ちに住民への接種がスムーズに出来るように関係者で集まって協議する場をつくることにし、1回目を25日に行うこととした。医師会、歯科医師会、薬剤師会、保健所、平泉町、消防本部、一関市の関係者で集まってワクチンの接種体制について話し合いを行う。

【記者】
体制整備について、予算措置は必要になるのか。
【市長】
必要になる。その都度対応する。

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 閉会 午前11時20

 

20210118 定例記者会見資料 [115KB pdfファイル]