令和3年度現在、市では一関I.C周辺の赤荻地区、前堀地区、山目館地区、及び千厩町千厩の石堂地区等で下水道の整備をしています。
 市が行う下水道本管工事からご家庭等で下水道を使用できるようになるまでの流れを解説します。

下水道工事の流れ

1.工事説明会の実施

 下水道工事を行う前に、工事の対象区域に居住する方、土地所有者の方に対し、工事説明会を行います。工事の内容や、工事後にご負担いただく受益者負担金・分担金などについて担当者から説明をします。
 説明会に来られない方にも、事前に資料を送付いたしますので、ご不明な点は下水道課へお問い合わせください。

2.事前調査

試掘
 道路を掘削し、水道管などの詳細な位置を調査します。
家屋調査
 工事対象区域の家屋等の壁や、塀などにヒビなどがないか専門の調査員が調査を行います。

3.公共ます設置申請書の提出・回収 

 工事前に各家庭等に公共ます設置申請書をお渡ししますので、必要事項をご記入ください。工事実施前に、工事請負業者が回収に上がります。その際、公共ますの設置位置等もご相談いただけます。
 

4.工事開始

 道路を掘削し、下水道管の埋設工事を行います。地下に管を埋設し、同時に、市が維持管理用を行うためのマンホールを設置します。
 工事にあたっては、現地の状況により、通行規制等を行う場合がありますので、ご了承ください。

5.公共ます設置工事

 提出いただいた公共ます設置申請書に基づき、各家庭等へ公共ますを設置します。
 設置前に設置位置の確認を行いますので、立ち合いをお願いします。
 なお、公共ますを設置できるのは、道路との境界から1メートル以内の私有地内となります。

6.工事完成・舗装の仮復旧

 下水道管工事では、地中深くまで掘削して埋め戻すため、場所によってはどうしても路面が沈下することがあります。そのため、下水道管埋設後の舗装は、いったん仮の復旧となります。工事実施の翌年度以降に本格的に舗装復旧工事を行います。

下水道本管工事完了後の流れ

1.下水道の供用開始

 下水道本管工事実施後の翌年度(4月1日)から各家庭等の汚水を下水道へ流すことができます。

2.排水設備工事の実施

 各家庭等において、ご自分で下水道本管へ接続するための工事を依頼します。この工事は、トイレや台所、風呂などの排水を、市が設置した公共ますへ繋げる工事で、「排水設備工事」といいます。
 排水設備工事は、市の「排水設備指定工事店」でのみ行うことができます。
 排水設備工事に掛かる費用は、自己負担となります。

3.受益者負担金(分担金)のお支払

 下水道が使えるようになった対象区域の方宛てに、受益者負担金(分担金)のお支払いに関する書類をお送りします。
 具体的には、供用開始後の6月中旬までに、市から受益者申告書(どなたが受益者負担金(分担金)をお支払いになるか申告いただくもの)を送付します。その後、受益者負担金(分担金)の決定通知と納付書をお送りします。8月から受益者負担金(分担金)のお支払いが始まります。
「受益者負担金(分担金)について」のページもご覧ください。

工事にあたっての注意事項

  • 家や店舗への出入に影響のないよう努めますが、やむをえず支障が出る場合があります。その場合は事前にご相談いたしますのでご協力をお願いします。
  • 深い穴を掘るうえ、重機が動いております。大変危険ですので特にも小さいお子様などが近寄らないよう、注意をお願いいたします。
  • 工事により家やブロック塀に影響が出る恐れがあります。工事に先立ち専門の調査員が調査を行いますので、私有地への立ち入り・調査についてご了承願います。
  • 下水道への接続にあたり、既存の水道管を太くするなどの工事が必要になる場合あります。詳細については指定工事店もしくは水道課までご相談ください。
  • 工事中は交通誘導員の指示に従っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。
  • 交通規制や騒音、振動等によりご迷惑をおかけしますが、ご理解の上ご協力をお願いいたします