ぶなの雫(13)
立夏も過ぎ、一段と緑の濃さが増してきました。初夏らしい、さわやかな風が木々の枝を渡るこの季節は、1年のうちでも一番過ごしやすい気候が続きます。
錦町水天宮通りで月に1回行われている賑わい「ど市」。今年は5月3日が初回でした。この日を待ちわびていたかのように通りはたくさんの人であふれ、お店の人たちの元気な呼び声が飛び交っていました。
人が集まるのも、催しに魅力があるからこそ。関係者の皆さんのご努力のたまものと拝察され、同時に魅力があれば人は自然と集まるものだと改めて考えさせられました。
同じ3日に行われた両磐地区選抜中学校野球大会開会式にも出席しました。少年たちが勝利を目指して力いっぱい挑戦する姿はとてもすがすがしく、まるでこの日のさわやかな風のようでした。彼らが将来若い力となって地域で活躍する姿が目に浮かび、明るい展望が開けるような思いの一日でした。
(広報いちのせき平成20年6月1日号)
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