i(あい)な人 File4
なまりも声のかすれも「個性」 聴く人の顔を思い浮かべ 記事を選んで録音します
視覚障害者に地域の情報を届ける「声の新聞」代表 ピアノ、旅、水泳などボランティア以外の趣味も生き生きとこなす。 萩荘。64歳
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「何の記事を選ぶかも担当者の個性」と加藤さん。新聞1週間分を1時間のテープにまとめます。「A面はニュース、B面には健康欄、投稿欄、慶弔欄などニュース以外から。例えば、忘年会シーズンには飲み屋さんの広告を読むことで季節感を出します」と語ります。 | |
朗読テープを利用する視覚障害者の皆さんのグループ旅行に同行したことも。「旅を心から楽しむとともに、料理、縫い物、音楽など、多彩な趣味に生き生きと取り組む姿に驚き、そして学びました」。録音時には利用者を思い浮かべ、体調に気を付けて明るい口調を心がけます。 | |
「新しい仲間がほしい」と加藤さん。「20~30代の若い人たちや退職した男性など、ボランティアに興味のある人たちはいるはず。時間に縛られない朗読は気軽なボランティア」と語りました。 |
(広報いちのせき平成20年11月15日号)
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