博物館だより 17

一関市博物館 第7回「和算に挑戦」解答募集

江戸時代の数学=和算の問題を現代風にしました。和算家の知恵に挑戦してみませんか。応募者全員に解答集を進呈します。また、優れた解答を表彰します。

※表彰式は21年3月7日(土)13:30から行います。正解の発表は同日からホームページ上で、また解答集の発送は3月下旬の予定です。

初級(小・中学生向き)

寛保3(1743)年に鞍迫観音(遠野市)に奉納された算額の問題です。

問題

キジとウサギが合わせて50疋います。足の合計は、122本です。キジとウサギ、それぞれ何疋いるでしょうか。

参考(算額の原文)

参考(算学の原文)

雉子兎取合五拾疋有足数百弐拾弐本也 雉子足二本兎足四本銘々幾何問

中級(中学・高校生向き)

天保12(1841)年に根城八幡宮(大船渡市)に奉納された算額の問題です。

問題

図のように、全円内に直角三角形が内接し、小円は直角三角形に内接、大円は直角三角形の2辺と全円に接しています。小円の直径が1センチのとき、大円の直径を求めてください。

中級問題 図

上級(高校生以上)

文久元(1861)年に熊野白山滝神社(一関市)に奉納された算額の問題です。

問題

二等辺三角形ABCの辺AB上に点Dをとり、DとCを結んだところAD=DC=BC=1でした。いま、△ADCの内接円をかいたとき、図の黒い部分の面積を求めてください。

上級問題 図

応募方法

B5判(182ミリ×257ミリ)程度の用紙に、住所、氏名(匿名不可)、 年齢(学生は学校・学年も)、性別、電話番号、問題の解き方と答え、感想などを書き、解答集の送料として80円切手を1枚同封の上、左記まで郵送してください。学校など団体で応募する場合は、ご相談ください。
コースの選択は自由で、複数でも可です。応募用紙は返却できませんのでご了承ください。

受付期限

平成21年1月31日(土)当日消印有効

あて先・問い合わせ先

〒021-0101 一関市厳美町字沖野々215
一関市博物館「和算に挑戦」係 電話0191-29-3180

一関博物館案内

展覧会 静謐なる世界へようこそ ―博物館所蔵の美術作品から―

《灯》  森本仁平 油絵 1979年

《灯》 森本仁平 油彩 1979年

博物館で所蔵する美術作品から矢野茫土の日本画、森本仁平の油彩画、福井良之助の孔版画を紹介します。
3人の作品はそれぞれ異なる絵画技法が用いられていますが、いずれも静寂、静謐な世界を表現しているのが特徴で、しみじみとした味わいを醸し出しています。
魅力ある作品世界をご堪能ください。

会期

12月20日(土)~21年2月1日(日)

ギャラリートーク

日時…21年1月4日(日)・18日(日)14時~15時

※入館料が必要

はくぶつかんこどもくらぶ

「和紙を染めてみよう」をテーマに行います。

日時

12月27日(土)10時~15時の間随時

定員

50人(小学生以上、小学生は保護者同伴)

参加費

50円

問い合わせ先
一関市博物館 TEL0191-29-3180 

 

(広報いちのせき平成20年12月1日号)