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感動の舞台に大きな拍手
ミュージカル・平泉「夕焼けの向こうに」の東京公演は8月23日、東京都豊島区の豊島公会堂で催され、市内外の公募キャスト58人が浄土思想を表現したミュージカルをダンスと歌で熱く演じました。カーテンコールでは満場の拍手が送られ、平泉文化の平和の心を世界に発信する大きな一歩となりました。
市内出身で都内在住の佐藤由美さんは「高校時代の同級生が出演。相当練習を積んだとわかる舞台で、歌も内容も素晴らしかった」と絶賛。プロデューサーの廣瀬純さん=仙台市=は「プロ以上のプロ精神で取り組んだ出演者や事務局の皆さんの努力に敬服する。平泉が世界遺産登録になるまで継続できれば」と語りました。公演は、一関ふるさと会など在京の市出身者が尽力して実現。現地事務局長を務めた久保田武光さん=市内出身=は「大勢の方からよい評価をいただき誇らしく思う。3月の公演からさらに進歩し、わたし自身も大きく心を動かされた」と振り返りました。
秋場所へ向け気合い十分
恒例となった大相撲東関部屋の夏合宿が8月7日から14日まで、松川公民館で行われました。合宿中は、けいこのほか、プールでの水中ふれあいゲーム、長坂商店街での交通安全パレードなどが行なわれ、地域と交流を深めました。
13日からは人気力士の高見盛関も合宿に合流。先代東関親方(元関脇高見山)から引き継いだ新東関親方(元幕内潮丸)が「頭をつけろ」「もっと足を前に出せ」とけいこをつけ、力士たちは大粒の汗を流し、9月場所へ向け気合いを入れていました。
伝統の芸能を次の世代へ
第6回両磐民俗芸能祭(両磐地区芸術文化団体協議会主催)は8月23日、室根きらめきパーク体育館で催されました。
本市と平泉町、藤沢町から9団体が出演。訪れた200人ほどの観客を前に地域に受け継がれてきた民俗芸能を披露しました。子供会も参加し伝承活動に取り組んでいる大里田植え踊り保存会(室根町)も自慢の舞を披露。参加した加藤美月さん(室根東小5年)は「難しかったけれど、地域に伝わる民俗芸能をすることができ楽しかった」と話していました。
(広報いちのせき 平成21年9月15日号)