BookReview

花泉図書館の新着図書の中から、特にお薦めの3冊を紹介します。

「漢字の成り立ちⅠ~磐井地方の方言・言い伝え」

「漢字の成り立ちⅠ~磐井地方の方言・言い伝え」

伊藤正 著(萩荘)

元中学校教諭の著者が、小学生が習う漢字1006字の成り立ちを、甲骨文字・金文・篆文も表しながらまとめた1冊。
用例だけでなく、一つ一つの漢字にまつわる方言や言い伝えも収録されていて、大変興味深い資料となっています。

「きょうの猫村さん」4

「きょうの猫村さん」4

ほしよりこ 著

猫なのに、なぜか家政婦。生き別れになったぼっちゃんとの再会を夢見て、犬神家で奉公にはげむ猫村さんだが、わけありな家庭事情が気になってしかたない。
鼻うた歌いながらも猫村さんは、今日もみんなをほうっておきません。150万部の人気シリーズ第4弾。

「ドラゴンキーパー 紫の幼龍」

「ドラゴンキーパー 紫の幼龍」

キャロル・ウィルキンソン 作

もきかずこ 訳

宮廷最後の生き残りとなった龍とともに逃亡の旅をはじめた少女。迫りくる龍狩りや死霊使いから小さな命を守りきることができるのか。
産経児童出版文化賞、オーストラリア児童図書賞ヤングリーダー部門賞受賞作品、第2弾。

図書館へ行コウ!

今回は千厩図書館を紹介します。
千厩図書館は平成14年4月に現在地へ移転した、まだ若い図書館です。蔵書数は約6万冊で雑誌は89種類あります。児童書やヤングアダルト、文芸書関係に力を入れているので、貸し出し数も毎年増加してきました。併設のミニシアターでは、お話し会や映画会など多くの催し物に利用されています。
また、一関地区図書館ネットワーク協議会の情報センターとして市内の学校図書館とも連携しているほか、岩手県南第一視聴覚ライブラリー千厩分館としての活動など、多くの機能を持つ図書館となっています。


(広報いちのせき 平成21年10月1日号)