北上川でEボート大会

パドルに思いを込めて
勢いよく水しぶきを上げてこぎ進む参加チーム

川崎町の北上大橋付近の北上川で開かれた第15回北上川流域交流Eボート大会は9月6日に行われ、市内外から60チームが参加しました。久しぶりに青空がのぞいた会場の北上川河川敷は、家族連れなど大勢の人でにぎわいました。
タイムトライアル方式で行われたレースは、地元企業の千葉建設チームが優勝し、参加15回目にして念願のキングオブボートの称号を手にしました。閉会式では恒例の優勝チームによる交流のかけ声「エイエイオー」を発声し、気勢を上げました。

米寿の女性にお化粧贈る

きれいに化粧しにっこり

米寿の女性宅を訪問しお化粧をプレゼントしました
室根公民館の青年ふれあい塾によるお年寄りとのふれあい交流で9月13日、米寿を迎えた女性にお化粧のプレゼントが行われました。10年目の今年は、同塾メンバーと市内の高校生ボランティア8人が参加。町内各地区で敬老会が開催される中、2班に分かれて米寿を迎えた女性宅や特別養護老人ホームなどを訪問。ファンデーションや口紅などを丁寧に塗り、当祝者14人にお化粧を施しました。
昨年に引き続き参加した奥野りえさん(大東高3年)は「自分たちが想像していたよりお年寄りの方々がうれしそうだった。機会があればまた参加したい」と話していました。

第13回黄金の国陶芸展

ぬくもりある器を身近に
出展者の説明を聞きながらじっくりと品定めをする来場者

岩手県南・宮城県北で作陶している作家の作品を集めた「黄金の国陶芸展」(一関地方物産振興協会主催)は9月11日から3日間、田村町の世嬉の一酒造で行われました。市内3人の作家をはじめとする12人が出展。茶碗や花器、マグカップなど、日常生活で使う器を中心とした作品が美しく展示され、ぬくもりある器を普段に使いたいという来場者が訪れました。
初日の11日、初めて訪れたという市内の女性は「どれも素敵。見ていると欲しくなりますね」とじっくりと品定めし、かわいらしいはし置きを求めていました。そのほか、出展者の器を使ったカフェなども行われました。

内野小児童がたたら製鉄

真っ赤に焼けた大きな鉄

壊した炉の土ぼこりが舞う中、鉄の塊「ケラ」が取り出されました

大東町の内野小児童とホッパの会会員らによる鉄作りは8月27日、大原の砂鉄川たたら製鉄学習館で行われました。砂鉄と燃料の木炭に恵まれていることから、明治初期までたたら製鉄が盛んだった内野地区。児童らは春からたたら炉用の粘度採集・レンガ作り、砂鉄取りなど事前準備を経て、この日は3年生以上の21人が参加しました。
児童は約30キロの砂鉄と木炭を交互に炉に投入し、約1400度で加熱。約6時間後、炉を取り壊し、大きな鉄の塊が取り出されると、「わあっ」と歓声が上がりました。小野寺和紀君(6年)は「砂鉄や木炭を入れる時は熱かったけれど大きな鉄ができてうれしい」と笑顔を見せました。

猊鼻渓で舟上コンサート

渓谷にマンドリンの調べ
マンドリンと透き通った歌声を披露した清心さん(左)

舟上十六夜コンサートは9月9、10の両日、東山町の名勝猊鼻渓で行なわれ、市内外から多くの人が訪れました。
北上市出身のマンドリンシンガー清心さんを迎え、ギターの颯田淳さんが共演。「今日の日を楽しみにしていました」という清心さんは、「もりおか物語」「夢限旅行」などオリジナル曲のほか、「涙そうそう」「アベマリア」など計8曲を披露。ゆっくりと進む舟の上で、マンドリンとギターが奏でる優しい音色と、清心さんの透き通った歌声が幽玄の渓谷に響き渡り、聴衆は美しい調べに聴き入っていました。

スローフードフェア開催

高校生が地元食材をPR
地元食材を使った手作り加工品を来場者にふるまいました

市の地域おこし事業の助成を受けて行う「産直あおぞらいちWBC事業」の第1弾として、あおぞら音楽祭とスローフードフェアが9月12日、千厩町のまちの駅「新町JaJa馬プラザ」で開催されました。
スローフードフェアでは、千厩高校生産技術科野菜分会の生徒たちが自分たちで栽培した無農薬野菜や花などを販売。「自分たちが苦労して栽培した作物をお客さんに買ってもらえてうれしい。自信につながる」と自慢の作物を来場者にPRしていました。また、食物分会の生徒による桑の葉料理の試食会も行われ、桑の葉を加工して混ぜ込んだプリンやドーナツが人気を集めていました。

金沢八幡神社大名行列

伝統を伝える歴史絵巻
250年の伝統を伝える堂々とした行列

金沢八幡神社大名行列は9月13日、花泉町の金沢新町から本町の県道を会場に行われました。秋晴れとなったこの日、ほら貝を吹き鳴らす露払いを先頭に、鋏箱、毛やりを持ったやっこの「セーハー、オット、マカセイー」の掛け声が沿道に響き渡りました。続いて、ご神体を運ぶ神輿、金沢小児童による鉄砲隊など、総勢200人あまりが練り歩き、八幡神社遷宮の故事にならった荘厳な歴史絵巻を再現しました。
行列に先立ち、同小児童による鶏舞や「ふじさわビイクエスト」によるマーチングバンド演奏も行われ、祭りを盛り上げました。

(広報いちのせき 平成21年10月1日号)