まちのトピックス
松川で磐井清水若水送り
ことし1年の幸せを祈り
新年最初にくんだ東山町松川の磐井清水を中尊寺に届ける「磐井清水若水送り」は1月1日未明に行われ、約170人が平泉町の中尊寺まで約20kmの道のりを歩きました。
若水送りは、藤原秀衡公が磐井清水を若水としてくませ、柳之御所まで届けたという故事を再現したもので、今年で18回目。午前1時すぎ、磐井清水から平泉に向けて出発した一行は、降りしきる雪のなか、奈良坂、東岳の二つの峠を越え、午前7時すぎに中尊寺に到着。平泉の世界遺産登録実現とことし1年の幸せの願いを込めた若水を金色堂へ献上しました。
花泉で一日図書館員体験
仕事通じて本と触れ合う
花泉図書館の一日図書館員体験は1月5日行われ、町内の小学生4人が図書館業務を行いました。
参加者は、職員の指導を受けながら本の装備や登録作業など、普段から図書館を利用していてもなじみの少ない業務を体験。日ごろ見ている本の貸し出しや返却業務では、初めのうちは緊張して声が低かったものの、慣れてくると「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と大きな声で利用者に応対できるようになりました。初めて参加したという鈴木友梨さん(永井小6年)は、「本に透明なカバーを貼るのが難しかったけど、きれいにできた」と満足気に話してくれました。
川崎保育園でまゆ玉作り
紅白のおもちで飾ったよ
川崎保育園の園児は1月15日、小正月にちなんでもちつきを行い、まゆ玉作りに挑戦しました。
雪がちらつく寒い日でしたが、園児たちはきねを使って、外で元気におもちをつきました。その後、手に粉を付けた園児たちは紅白に色付けしたつきたてのもちを丸めて、ミズキの枝に付けました。タイや俵の形をした色とりどりの飾りもつるされると、見事なまゆ玉飾りが出来上がりました。
園児がついたおもちは、お雑煮とあんこ、きな粉のもちに調理され、「みんな健康でありますように」とお祈りをして食べていました。
折壁保育園で小正月行事
一緒にぺったんぺったん
室根町の折壁保育園家庭教育学級は1月13日行われ、園児と祖父母ら約100人が小正月行事を再現しました。祖父母らの協力のもと、地域に伝わる習わしを教わりながらコマまわしや福笑い、だるま落としといった昔遊びを一緒に体験したほか、ミズキの枝に色とりどりに丸めた団子や飾りつけをしたまゆ玉ならしを行いました。
この日は盛りだくさんの内容で、最後に石臼を使ったもちつきを体験。園児たちはふかしたもち米のいい香りが漂う中、交代できねを使ってもちをつきました。つきたてのおもちは、きなこなどで味付けして祖父母らと一緒においしくいただきました。
演劇ワークショップ開催
未来の一関を救おう!
NPO法人フリンジシアタープロジェクトが主催する演劇のワークショップ「環境警察2210」は1月7日から3日間、一関文化センターで催されました。参加した小学生など児童10人が、プロの俳優を講師に、環境問題に関する舞台を3日間で作り上げました。
初日に台本のアイデアを出し合った参加者は2日目、シナリオを基に通しげいこ。23世紀の環境警察隊員に扮した子供たちが21世紀の一関にタイムトラベルし、環境問題を解決するストーリーに、体当たりで熱演しました。平野一江さん(山目小3年)は「明日の舞台はリラックスして演じたい」と笑顔でした。
ソフトバレーボール大会
息の合ったプレー楽しむ
第21回一関市千厩地域ソフトバレーボール大会は1月10日、千厩体育館で開催されました。今年の大会はパパさん、ママさん、オープン、ジュニアの4部門に、昨年より3チーム多い27チームが出場。気軽に楽しめる4人制ソフトバレー(ジュニアは5人制)で和やかなうちにも寒さを吹き飛ばす熱戦が展開されました。
ソフトバレーはバレーボールより大きく軟らかいボールを使い、コートが狭く、ネットも低いため、スパイクやブロックがしやすくスピーディー。町内の地区内や職場などで組まれたそれぞれのチームは、盛んな応援の中、息の合ったプレーを見せ楽しんでいました。
学びの土曜塾で紙ヒコーキ
遠くまで飛びますように
大東町の興田公民館が主催する学びの土曜塾冬休み編「手作り紙ヒコーキで遊ぼう」は1月5日、大東開発センターで催され、冬休み中の小学生10人が参加しました。佐藤洋一郎さん=大東町鳥海=から指導を受け、3種類の型紙をそれぞれ丁寧に曲がらないように切り抜いたり、のりで貼り付けたりし、1時間ほどで紙ヒコーキを制作。「早く飛ばしたいな」「遠くまで飛ぶかな」と、のりが乾くのが待ちきれない様子でした。
このほか、地元の人たちを講師とした囲碁・将棋教室、クッキング教室、あみもの教室、かまばた教室も行われ、たくさんの子供たちが参加しました。
(広報いちのせき 平成22年2月1日号)