復興する一関をアピール

炊き出しで準備した袋入りのご飯を配る高校生大東高鹿踊部による躍動感あふれる演舞に買い物客が足を止めて見入っていました

5回目となる「高校生発がんばっぺ!いちのせき」は6月19日、イオンスーパーセンター一関駐車場で催されました。

大東高生徒が地震から復興する一関をアピールし、盛り上げようと催したもので、市の地域おこし事業の助成を受け企画立案から実施まで高校生自らが行いました。
当日は、同校生徒49人と一関一高からのボランティア3人の52人がスタッフとして活躍。

モッフル、冷やしそば、桑入りクッキーなど15店の模擬店も出店され、生徒たちは大きな声でお客さんを呼び込んだり、商品説明をしたりと元気にアピールしていました。

地震からの復興をテーマにしたことから炊き出しコーナー、心肺蘇生法の実演を行うブースなども設けられ、多くの人でにぎわっていました。
実行委員長を務めた那須晴奈さん(3年)は「準備の遅れがあり、心配したがお客さんの反応もよく、本番を迎えられてうれしい。少しでも復興からの地域おこしに役立てば」と話していました。

商店街に広がれ笑顔の輪

げいび大獅子太鼓の力強い演奏に聞き入る来場者
商店街に元気とにぎわいを呼び込もうと、6月20日、東山町の長坂商店街で「あ~した天気にな~ぁれ♪」が開催され、たくさんの来場者でにぎわいました。

今年度から行われているいちのせき元気な地域づくり事業の一つとして行われたもの。

1回目となった今回はフリーマーケットや出店のほか、もちまきやゲイビマンショー、太鼓演奏などが繰り広げられ、来場者は買い物を楽しみながら多彩な催しに拍手を送っていました。

この事業は10月までの毎月第3日曜日(8月は7日)に長坂商店街で開催されます。

花で通学路に彩りと潤い

街路樹の根本に花苗を植えていく生徒たち

県立一関第一高校定時制の生徒による街路への花の定植作業は6月25日、地主町通りで行われ、参加した生徒らは通学路でもある道路の環境整備活動に汗を流しました。
今年で11回目の作業に生徒32人と教職員が参加。

街路樹の根元の雑草を除き、ケイトウとマリーゴールド約200本を街路樹の根本に3本ずつ定植しました。

熊谷美香さん(3年)は、「雑草を取るのは大変だが、楽しい作業。通学路が彩られ、気持ちがいい」と額の汗をぬぐっていました。

(広報いちのせき 平成22年7月15日号)