地域を支える公共交通「路線バスを利用しましょう」
市民の皆さんへのお願い現在、市内では、民間会社と市が、それぞれ役割分担をしながら、通勤・通学や通院、買い物などの日常生活に欠かすことの できない移動手段として、路線バスを運行しています。 一関市長 勝部修 |
路線バスの大切な役割
路線バスは、通勤・通学者や高齢者の移動手段として重要な役割を担っています。現在利用している人だけが、バスを必要としているのではありません。
今は利用していない人でも、将来、車を運転しなくなったとき、また家族が通勤や通学でバスを利用することになったときなどを考えると、バスは将来的にも私たちの生活になくてはならない交通手段といえます。
42路線、14コースで運行
市内の路線バス(高速バスは除く)は、現在、岩手県交通㈱が17路線、東磐交通㈱が5路線、一関市営バスが大東14路線、千厩4路線、室根2コース、川崎弥栄5コース、なの花バス(市で岩手県交通㈱へ依頼運行)が7コース、栗原市民バスが2路線を運行しています。これらの路線はいずれも利用者の減少が続いています。
路線維持のためにも、できるだけ地域の皆さんに利用していただくことが必要です。
路線バス運行のための負担
民営バス、市営バスの運行のために市が毎年、負担している金額は、21年度決算では1億4390万円となっており、20年度決算の1億3014万円と比較すると、1376万円増加しています。
22年度は猛暑の影響から高齢者の皆さんの外出が減ったこともあって、バス利用は大きく減少。負担はさらに増加する見込みです。
路線バスの運行のためには、一定の公費負担はやむを得ないと考えていますが、同時に市民の皆さんの利用も大事です。
環境・渋滞対策に効果
自家用車の使用を控えて公共交通を利用する人が増えれば、二酸化炭素の排出量が抑えられるとともに、交通渋滞の緩和といった効果も期待できます。
環境にやさしく、地域住民の「足」となる公共交通を維持するため、路線バスなどを積極的に利用しましょう。
(広報いちのせき 平成22年12月1日号)
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