まちのトピックス
私たちの支援のカタチ/中学バスケットボール部練習試合
大船渡中バスケットボール部を招いた、中学バスケットボール部の練習試合が4月29・30日、一関中体育館を会場に、市内6つの中学、男女計13チームが参加し、行われました。
指導者らが、被災地の復興支援で何ができるかを考え、送迎、昼食の支援など、保護者会ら多くの人の力を借りて実現したこの練習試合。
大船渡中の佐藤真由香さん(3年)は「自分たちだけでできることではない」と周囲への感謝の気持ちをプレーに表し、果敢にゴールを狙いました。
山目中同部顧問の藤原洋先生は「子供の頑張る姿が大人を支えている。
この支援の形を一度で終わらせたくない」と他競技での支援の輪の広がりも期待します。
防火の心、新たに/田中少年消防クラブに消防庁長官表彰伝達
大東町曽慶の田中少年消防クラブ(クラブ員30人)は、平成22年度の消防庁長官表彰を受けました。
表彰伝達式は、5月7日、同町の曽慶地区センターで開かれ、市消防本部の平野和彦消防長からクラブ員代表者に表彰盾と表彰旗が伝達されました。
同クラブは、特に優良なクラブとして、全国に約4800団体の中の22団体に選ばれ、伝達式にはクラブ員と保護者、消防団員など関係者約50名が出席。
クラブ員を代表して菊池佑哉君(曽慶小6年)が「防災の心を忘れず、火事のない明るい郷土をつくります」と誓いの言葉を述べました。
春の野草を探索/花泉で摘み草ハイキング
NPO法人里山自然学校はずみの里(千葉裕理事長)が主催する『春の摘み草ハイキング』は4月30日、町内の小学生やその保護者ら約40人が参加して催されました。
開会式を行い、磯田川周辺へ移動した参加者は、たんぽぽやつくしなど春の野草が芽吹き始めた堤防沿いを探索。
ツリガネニンジンやヨモギなど摘んだ野草は天ぷらにしてみんなで食べました。
小野寺悠さん(老松小6年)は、「少し苦かったけど、ヨモギが美味しかった。また食べたい」と、自分たちで採った春の恵みを頬張っていました。
新緑の中、プレーを楽しむ/川崎町でグラウンドゴルフ大会
川崎体育協会などが主催する町民グラウンドゴルフ大会が5月10日、総勢100人が参加し、川崎運動広場で行われました。
晴天に恵まれたものの、少し風が強くボールが流されるあいにくのコンディション。
思うように転がってくれず、苦戦している場面もありましたが、マイクラブとボールを巧みに操り、ゴールゲートを目指し元気いっぱいにプレーしていました。
参加者は、「ナイス、ナイス」「あー、惜しいねー」など皆で声を掛け合い交流を図りながら思い思いのプレーを楽しみました。
地球の不思議と奥深さ学ぶ/鉱物と化石の展示会開催
“石っこ賢さん”と呼ばれるほど鉱物に詳しかったことで知られる宮沢賢治にちなみ、岩手県の鉱物と化石の展示会が5月1日、石と賢治のミュージアムで開催されました。
岩手県内で採集されたバラ輝石や黄鉄鉱、水晶などの鉱物と、ウミユリ、腕足、コケムシなどの化石約400点を展示。
当日は、日本地質学会の原子内貢さんらによる鑑定会も行われ、来館者は持ち込んだ鉱物や化石について解説を受け、地球の歴史が作り出す石の奥深い魅力を感じているようでした。
みんなで頑張ろう!/ソフトボール交流試合
室根イーストドリームス(遠藤靖監督)と気仙沼ホワイトタイガースとのソフトボール交流試合は5月15日、室根東小学校グラウンドで行われました。
青く澄み渡った空の下、両チーム合わせて39人が参加。
室根イーストドリームスは平成21年に小学校統合を機に結成され、同年より交流試合を行っています。
今年は東日本大震災によりホワイトタイガースチーム員の半数近くが被災。
交流試合を通して頑張ろうとチーム一丸となり白球を追いかけ、さわやかな汗を流していました。
試合後には、保護者らによる豚汁が振舞われ、お互いに頑張ることを誓い合っていました。
千厩から元気発信!/多彩な催しで30年目開幕
今年で30周年を迎えた「せんまや夜市」が5月14日に開幕しました。
30周年を記念し、千厩酒のくら交流施設を会場に「夜市シンポジウム」が開催され、「いちのせき賑わいど市」や埼玉県の「みやのかわナイトバザール」、盛岡市の「材木町よ市」など5団体で意見交換を行ったほか、夜市では参加団体による物産交流会も行われました。
今回から、一ノ関駅発往復410(ヨイチ)円の夜市シャトルバスも運行。
午後7時の花火を合図に夜市がスタートすると、開幕を待ちわびた大勢の来場者が本町、新町商店街の歩行者天国に繰り出しました。
復興祈念餅つきも行われ、義援金を募金して、つきたての餅を味わい、おいしい復興支援となりました。
(広報いちのせき 平成23年6月1日号)