まちのトピックス
復興の願い託し桜を植樹、束稲山友好の絆事業開催
束稲産業開発組合の構成市町だった平泉町、奥州市、一関市が築いてきた信頼と友好の絆を今後も深めようと、6月5日、束稲山で「束稲山友好の絆事業」が開催されました。
3市町の代表と地元自治会、束稲森林愛護少年団、福島県から東山町に避難している家族など約60名が参加。
今年は東日本大震災からの復興と平泉の世界遺産登録を併せて祈念し合計29本の桜を植樹。その後コスモスの種をまきました。
参加者は、震災からの復興や将来の夢を祈りながら丁寧に桜の苗木を植えていました。
みんなで笑って認知症予防、金沢公民館でかよう学校
金沢公民館が主催する高齢者事業のひとつ「かよう学校」は毎週火曜日、同公民館を会場に行われています。
認知症予防のために月1回開催していた「右脳刺激でボケ予防教室」を平成13年度から毎週火曜日に開催し、現在の「かよう学校」に名称を変更。
名称には、火曜・歌謡・みんなで通う、の意味が含まれています。
この日は約20人が参加し、介護予防スタッフと日常会話を楽しみながら血圧を測定し、健康状態をチェック。
その後は、花泉支所保健福祉課職員による健康講話と音楽に合わせて手拍子や前屈などの運動を座ったまま行う「お座敷体操」などをして健康づくりに理解を深めました。
地域に活力を!、多彩な催しを一堂に会し
むろね山野草の会(佐藤智会長、会員35人)主催の春の盆栽と山野草展は6月4日・5日の両日、室根ふるさとセンターを会場に催されました。
二日間にわたり約800名が来場。会員が丹精込めて育てた盆栽と山野草の鉢合せて200点ほどの見事な作品を観賞していました。
毎年開催している同展。
今年は青年ふれあい塾による東日本大震災復興チャリティバザーも同時に開催し同塾運営委員と高校生ボランティアら20名が参加しました。
収益金は、義援金として被災地へ届けられるほか、室根地域内の保育園や児童館に大型絵本が贈られる予定です。
被災地の保育園に絵本贈る、千厩図書館友の会
千厩図書館友の会(菊地保会長)が6月15日、陸前高田市の下矢作保育園(熊谷まり子園長・園児52人)を訪問し、新品の絵本約70冊を贈りました。
毎年、春と秋に開催している「古本市」を6月4日・5日に開催。
1冊10円からの格安で販売された今回の売上金約8万円で購入したもので、「絵本だいすき~」と笑顔の子どもたちに1冊ずつ絵本を手渡すと、早速広げて読み、思い思いに楽しんでいました。
熊谷園長は「仮設住宅から通う児童も多いので、お家でも絵本が読めるようにミニ図書館として貸し出しも行いたい。とてもありがたいです。」と話していました。
農作業で日本文化に触れる、ビオトープ水田で酒米田植え
希少なクロメダカが多数生息する門崎地区のビオトープ水田で、5月22日、被災地の早期復興への願いを込め田植えが行われました。
当日はあいにくの雨模様となったものの、市内外や災害復興支援のため沿岸部で活動しているNGOオールハンズのメンバーなど、約50人が参加。
泥まみれになりながらも「田植えteacher」千葉明伸さんの手ほどきを受けながら、一つ一つ丁寧に苗を植えました。
NGOオールハンズは、世界各国から集まったボランティア団体。
久しぶりの休日を利用し、日本文化に触れたいと参加。
収穫された米で仕込まれた地酒を酌み交わせることを楽しみにしています。
オリジナル絵本を夢見て、手づくり絵本講座が開講
大東図書館が主催する手づくり絵本講座「たったひとつの絵本づくり」は6月4日午前10時から、同図書館で開催されました。
平成6年から続けられているこの講座。18年目となる今年は、3組の親子など12名の参加者でスタート。
講師に手づくり絵本サークル「ともだち」の菅原志津子さんと菅原由美さんを迎え、10月までの全5回の講座でオリジナル絵本の作成を目指します。
第1回目の同日は、講師から絵本の種類や絵本の構成についての説明がおこなわれ、参加者はどんな絵本を作ろうか真剣に考えていました。
個別面談でアピール、ふる里就職ガイダンス
今年度、第1回目のふる里就職ガイダンスは、6月4日、市役所本庁を会場に行われ、両磐地域の企業19社、地元就職希望者83人が参加しました。
就職希望者らは、企業側と直接話せる貴重な機会を有効に活用しようと、期待と緊張の面持ちで担当者の説明を聞き、熱心に質問。
広く活動を知ってもらえる機会として参加した福祉施設の担当者は、「やる気、力があるスタッフを求めている」と話していました。
会場には、UJIターン登録やハローワーク、ジョブカフェによる就職相談コーナーも設置され、就職支援の体制が整えられました。
(広報いちのせき 平成23年7月1日号)