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賢治作品の魅力 繊細に
ガラス作家の大下邦弘さんによるガラス展「ガラスで創る宮沢賢治の世界」は、7月30日から8月31日まで、石と賢治のミュージアムで開催されています。
童話「注文の多い料理店」に登場する香水のビンや、「若い木霊」に登場するカタクリを型どったグラスなど、賢治の作品をモチーフに制作したガラス作品約30点を展示。
訪れた人は、繊細なガラス細工に、賢治の世界観を感じていました。
7月31日には、ワークショップ「ガラスのストラップづくり」が行われ、市内外から親子連れなど12人が参加。
大下さんに指導を受けながら、ガラス製のストラップに絵の具で色を付けた後、「銀河鉄道の夜」でジョバンニが持っていた緑色の切符をイメージし、緑色に染めた和紙に行きたい場所や願い事を書いて中に入れました。
吉田来夢さん(長坂小4年)は「紙に“未来”と書いてガラスの中に入れました。大事にしようと思います」と語ってくれました。
みんなで学んで上手に節電
花泉町日形の若葉会(町裏)お茶のみ会は7月22日、日形公民館を会場に認知症予防などを目的に介護予防教室を開催しました。
今回のテーマは「節電」東日本大震災の影響により電力不足が予想され、一層の取り組みが必要とされている節電。
講師に東北電力(株)水沢営業所の職員を招き、正しい節電方法について学習しました。
参加した同会員約20人は、家庭で取り組んでいる節電方法を見直す機会となり、「節電は苦にならない」との講師の言葉にうなずきながら耳を傾けていました。
にぎわい見せたかわさき夜市
川崎町の北上大橋のたもとにある、信州の諏訪大社より勧請された「浪分神社」天王祭の協賛事業として、7月23日、かわさき夜市が開催されました。
歩行者天国となった通りには、さまざまな出店が立ち並び、タイムサービスや足湯の無料体験、民謡歌謡ショーなどの各種イベントも行われ、おおいににぎわいを見せました。
夕方には、子供みこしが登場。
子供たちの元気な掛け声が会場に響き、祭りを盛り上げます。
夜には、復興への祈りを込めた、「ちゃっこい花火大会」も行われ、夏の夜空を彩りました。
(広報いちのせき 平成23年8月15日号)