私たちの新しい仲間「藤沢町」を知ろう
9月26日に当市と合併する藤沢町。
35年以上にわたり自治会を中心とする住民自治を進めてきました。
私たちの新しい仲間、藤沢町を紹介します。
おもてなしの心感じるまちづくり
行くと幸せになれる店があります。
心のこもった料理と酒、しっかりとしたサービス。
その店で過ごす時間の満足度が高ければ「また行きたい」と思いますこうして客はリピーターになります。
藤沢町がこれまで進めてきたまちづくりには、そんな心のこもった「おもてなし」がそこかしこに感じてとれます。
藤沢町の人口はおよそ9000人。
面積は123.15平方キロメートルです。
町土の約6割が標高200~480メートルの南部北上山系につながる山林で、町中に美しい農村景観が広がっています。
古くから、自治会を中心とする住民自治を強力に進め、たくさんの価値や魅力をつくってきました。
中でも町が一つになって創り上げる「藤沢野焼祭」は全国に誇れる夏の風物詩です。
第15回(90年)藤沢野焼祭に参加した岡本太郎氏(故人)は「ここには縄文人がたくさんいる。縄文の原点が藤沢であってほしい」と絶賛。
氏の作品ブロンズ像「縄文人」を町に寄贈しました。
藤沢町は、医療・保健・福祉が連携した地域包括ケアに力を入れています。
藤沢町役場に隣接する「国保藤沢町民病院」はその拠点。
同町はもとより、当市や宮城県北地域の住民の医療も支えています。
93年にオープンした「館ヶ森アーク牧場」は、さまざまな動物と触れ合ったり、四季折々の花々を楽しんだりできる観光拠点です。
周辺には観光リンゴ園、ホテルやペンションなどが立地しています。
08年には「岩手サファリパーク」もオープン。
ライオンやキリンなど約700頭の動物を楽しむことができます。
館ヶ森には年間30万人もの観光客が訪れています。
藤沢町は中山間地という地理的ハンディを乗り越えるために、住民と行政が一体となってまちづくりを進めてきました。
交流と共生の中に、独創的な価値と化を創り出しています。
1.全国に誇る夏の風物詩「藤沢野焼祭」
毎年8月に行われる藤沢野焼祭は今年で36 回目。
大小千点もの作品を、夜を徹して豪快に焼き上げる。
会場一面に燃え盛る炎は壮大。
2.安全・安心を追求する藤沢のうまい食
3.保健・医療・福祉の連携による藤沢の地域包括ケア
4.四季折々に町を彩る可憐な花々
10万本の花咲く町を目指す藤沢町。
自治会のコミュニティー花壇に代表される四季折々の花風景もまた、町の財産。
(広報いちのせき 平成23年8月15日号)