交流と協働でオリジナリティーあふれる空間を創出
私たちの新しい仲間「藤沢」そこは独創性あふれる空間
藤沢町にはたくさんの「藤沢流」あふれているその一つに一つに、地域と共に歩んだ歴史(history)と住民と共に紡いだ物語(story)がある
History キリシタン殉教の地
東北の島原と呼ばれる町南東部の大籠。
江戸時代、幕府の禁教で300 人を超える人が弾圧された。
町は、先人たちの崇高な歴史を後世へと伝えるために94 年、「大籠キリシタン殉教公園」を整備。
小高い丘の上に建てられた「殉教クルス館」へと続く階段は殉教者の数と同じ309 段。
その一段一段に郷土を愛し、たくましく生きた先人たちの強さと優しさが息づいている。
Industry 農工が調和した産業振興
町の基幹産業は農業。国営開発事業で造成したほ場とダムの豊富な水資源を活用した大規模果樹園や畜産業が生産額を伸ばしている。
また、町内には10 社の誘致企業が立地。
工業出荷額は200 億円を超え、900 人以上を雇用している。
近年、町内の畜産業と工業による工畜連携など、知恵と技術を活かした取り組みに力を注いでいる。
Culture 地域文化を創造・発信
町民劇場は、総合芸術である演劇上演を通じて、地域を見つめ直し、独自の文化を創造・発信する取り組み。
99 年10 月に旗揚げされた藤沢町民劇団のキャスト・スタッフが、原作・脚本・舞台づくりまで、全てを手づくりで行っている。
これまで藤沢町文化交流センターのほか、東京、盛岡、仙台、横浜でも公演し、オンリー・ワンの地域文化を創造・発信している。
Sports 大地と格闘するモトクロス
町の北部にある藤沢スポーツランドは、全国屈指のモトクロスコース。
ライダーの聖地だ。
毎年夏に開かれる「全日本モトクロス選手権シリーズ」は国内最高峰の大会。
色とりどりのマシンが土を蹴り、宙を舞う。
地形を生かしたハイスピード・マウンテンコースは藤沢ならでは。
勇気を極限まで奮い立たせ、むき出しの大地と格闘するレースは迫力満点だ。
Governance 古里を再生した住民自治
藤沢町役場前に建立された「希望のケルン」は、町内全域に組織された各自治会から持ち寄った石(意志)で積み上げられているまちづくりのシンボル。
町では73 年から、町全域で自治会を組織し、住民自治による古里再生の取り組みを行ってきた。
「みんなのふじさわみんなでつくろう」を合言葉に町民と行政が一体となったまちづくりが行われている。
合併した場合の新一関市の姿
総面積1256.25k平方メートル(岩手県統計年鑑/2010年10月1日現在)
総人口135,722人(2010年国勢調査)
一関市
面積1,133.10k平方メートル
人口125,818人
藤沢町
面積123.15k平方メートル
人口9,065人
藤沢町基本データ
■人口9,065 人(2010 国勢調査速報値)
■面積123.15k 平方メートル
■産業複合経営を中心とする農業が基幹産業。近年、企業誘致が進み、農業と商工業が調和したまちづくりを進めている。
■歴史1926(大正15)年6月1日 藤沢村が町制施行
1955(昭和30)年4 月1日 旧藤沢町、八沢村、黄海村と大津保村の一部(津谷川地区を除く)が合併して現在の藤沢町になる。
(広報いちのせき 平成23年8月15日号)