心と心、人と人とをつなぐ 古里のラジオを目指して
「FMあすも」の強みはリスナー(聴者)との近さ。
「市民参加」をコンセプトに、地域に根ざした自社制作番組や市民が参加できる番組を数多く放送します。
正午からサテライトスタジオでは、開局記念特別番組「きょうからあすも」を放送。
パーソナリティーの河合純子さんが「JOZZ2BDFM79.5メガヘルツ。こちらは一関コミュニティFM、FMあすもです。ただいまから本放送を開始します」とコールサインを読み上げ、待望の放送が始まりました。
まずは、村上社長と勝部市長が出演。
村上社長は「リスナー(聴者)の皆さんの声を聞きながら、共につくる楽しいラジオを放送していきたい」と決意を述べ、勝部市長は「災害時は緊急放送ができるメディアで大いに期待している。自分の出演番組もあり、市内にいない時は出張先から携帯電話で出演したい」と言葉を弾ませました。
その後、中継車2台が「アスモ ごあいさつまわり中継」で地域へ繰り出し、一関、花泉、大東、千厩、東山、室根、川崎、藤沢の市内8地域と平泉町で中継。
パーソナリティーの河合さんら4人のリポーターがラジオならではの生中継で、各地から市民の声を発信しました。
サテライトスタジオには、FMを応援するファクスやメールが次々と届き、パーソナリティの塩竃一常(しおがまいちじょう)さんと菅原万理恵さんが紹介しました。
30日からは自社制作番組がスタート。
朝の番組「河合純子happiness」や11時から始まる「music bakery」など、市民が参加したり、出演したりするコーナーが盛りだくさんです。
市政情報は、月曜から金曜の7時から7時30分と14時から14時30分の2回「デイリーI―Style」で提供します。
市のお知らせ、各学校の校歌、市民活動などを紹介するほか朝、昼、夕のシティインフォメーションでは慶弔、支所の情報や話題などを放送します。
勝部市長も隔週金曜日の夕方に出演します。
「FMあすも」は市が施設を整備、一関コミュニティFM(株)が運営する公設民営方式。
旧ダイエー一関店4階に2つのスタジオと事務所を、1階にサテライトスタジオを設けました。
ラジオは市が全世帯に無償で配布。
災害時には自動的に防災情報に切り替わり、市災害対策本部からの情報が大音量で流れます。
1 待望の開局
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1.FMあすもの愛称は、1月1日から2月12日まで公募し、市内外の110 人から延べ203 点が寄せられた。開局式では、村上社長から入選者へ感謝状と記念品が贈られた
2.多くの人が集まった旧ダイエー1階サテライトスタジオ前。生放送を楽しむ関係者や市民
3.スタジオ前に飾られた開局を祝うお祝いの花々
4.同日は一関春まつりも開かれていて、大町商店街は歩行者天国に。通りに立てられた鮮やかな「FMあすも」ののぼりが訪れた人に開局をPRした
2 地域に密着
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5.サテライトスタジオに整備された放送機器。開局記念特別番組はここから放送された
6.初日はスタジオからの生放送だけでなく、ラジオカーが市内8地域と平泉町に出向いて生中継した。写真は最初の中継地へ向け、出発する河合純子さん
7.スタジオのマイク。地域に密着した情報は、ここからパーソナリティーによって地域へ発信される
8.川崎地域の生中継は、「道の駅かわさき」で。大勢の人でにぎわった
9.地域の皆さんにインタビューする河合さん
3 多彩な番組
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10.開局記特別番組には村上社長と勝部市長も出演
11.旧ダイエー一関店の4階に整備されたスタジオ。大きな窓から気軽に中継や収録の様子を見ることができる
12.FMあすものタイムテーブル。身近な情報、地域の話題、暮らしの情報など、役に立つ番組や情報が盛りだくさん
村上耕一社長
むらかみ・こういち
念願だった「おらほのラジオ」がついに始まります。
ラジオには無限の可能性があります。
地域に根ざした、地域に誇れる放送を目指します。
勝部修市長
かつべ・おさむ
行政情報はもとより、地元に密着した身近な話題を発信できるラジオは最強のコミュニケーションツールです。
市民の皆さん、一緒に盛り上げていきましょう。
松田美代子
まつだ・みよこ
68 山目字境
市のお知らせを放送する時間がもっとあるとうれしいです。
イベント情報を早めに放送してもらえると便利ですね。
これからのFMあすもに期待します。
小岩敬子
こいわ・たかこ
73 滝沢字九鬼裏
放送が始まるのを楽しみにしていました。
老若男女が楽しめる放送を期待しています。
スタジオができたことで、駅前からの通りがにぎやかになるといいですね。
広報いちのせき「I-Style」 平成24年5月15日号