歌に乗せて心に届け、復興への思い

一関文化センターで「第23回東日本合唱祭」

5一関合同合唱団と招聘6団体が共演した合同合唱。客席も加わり、約1000人が美しいハーモニーを響かせた

「第23回東日本合唱祭」(同実行委員会主催)は10月13日、一関文化センターで開かれ、出演6団体の美しいハーモニーが会場を埋めた聴衆を魅了した。

本年は、一関修紅高音楽部(一関市)、福島県庁混声合唱団「きびたき」(福島市)、合唱団Palinka(仙台市)、女声合唱団ジュディ(東京都)、日立コール・システム・プラザ(同)の5つの招聘(しょうへい)団体と特別出演の心に花を咲かせよう合唱団(同)が出演した。

「合唱のまち一関」を代表して出演した一関修紅高音楽部は4曲を披露。
若さあふれる元気な歌声でオープニングを飾った。
震災からの復興援助を目的に演奏活動を続ける「心に花を咲かせよう合唱団」は「上を向いて歩こう」「あすという日が」など、希望にあふれる歌を届けた。
本市出身で同合唱団に所属する東京芸術大3年の三神祐太郎さん=東京都荒川区=は「僕らが歌った曲はチャリティーを目的に編曲されたもの。
明日への活力になれば」と復興へ思いをはせた。

フィナーレは、市内の合唱団・コーラスグループなどで構成する一関合同合唱団と出演6団体による合同合唱。
ラストの「大地讃頌」は客席も加わり、約千人の壮大なハーモニーで締めくくった。
山目町の小野寺久子さん(84)は「みんなの心が一つになった素晴らしいステージ」と絶賛した。

三神祐太郎さん
心に花を咲かせよう
合唱団
三神祐太郎さん

1希望にあふれる歌を届けた「心に花を咲かせよう合唱団」 2会場には県内外から約700人が詰め掛けた

3フィナーレの「大地讃頌」を指揮する岸信介さん 4一関合同合唱団と招聘6団体が共演した合同合唱。客席も加わり、約1000人が美しいハーモニーを響かせた
1)希望にあふれる歌を届けた「心に花を咲かせよう合唱団」
2)会場には県内外から約700人が詰め掛けた
3)フィナーレの「大地讃頌」を指揮する岸信介さん
4)オープニングを飾った一関修紅高音楽部
5)一関合同合唱団と招聘6団体が共演した合同合唱。客席も加わり、約1000人が美しいハーモニーを響かせた

過去最高2,032人が新コースを駆け抜ける

一関で「国際ハーフマラソン大会」

1ハーフマラソン男子の部がスタート

「第31回一関国際ハーフマラソン大会」は9月23日に行われ、招待選手を含む過去最高の2,032人が市総合体育館を発着点とする新コースを力強く駆け抜けた。
 
レースは、昨年までの市役所本庁付近を発着点とするコースが磐井川河川堤防工事のために利用できなくなったことから、一関遊水地内を走る新しいコースで行われた。
ハーフマラソン(21.0975キロ)、10キロ、5キロの男女年齢別36部門に国内外の招待選手を含む2,032人が出場。
国際医療福祉専門学校一関校(宇野弘之校長、学生56人)の学生たちが「走路救護係」として15カ所に待機。
自動体外式除細動器(AED)を携え、選手たちの安全をサポートした。

9時50分、号砲とともにハーフの部がスタート。
ゴールを目指して力走する選手たちに、沿道から温かい声援や拍手が送られた。

ハーフマラソン男子18~29歳は、招待選手のメクボ・ジョブ・モグス選手(日清食品グループ)が1時間2分15秒の好タイムで2位以下を3分以上引き離してゴール。
自身が山梨学院大時代にマークした大会記録(59分58秒)には届かなかったものの、貫禄の走りで2度目の優勝を飾った。
ハーフマラソン女子18~29歳は、招待選手の前田さやか選手(セカンドウィンドAC)が1時間15分38秒で初優勝した。

2総合体育館内で準備する選手たち3国際医療福祉専門学校一関校の学生が走路救護係として選手をサポートした4沿道から温かい声援が送られた

5一関遊水地内に広がる黄金色の稲穂を横目に力走する選手たち6招待選手のメクボ・ジョブ・モグスが2位以下を3分以上引き離してゴール。圧倒的な速さに沿道からは歓声が7ハーフマラソン女子18歳~29歳の部で優勝した、招待選手の前田さやかさん
1)ハーフマラソン男子の部がスタート
2)総合体育館内で準備する選手たち
3)国際医療福祉専門学校一関校の学生が走路救護係として選手をサポートした
4)沿道から温かい声援が送られた
5)一関遊水地内に広がる黄金色の稲穂を横目に力走する選手たち
6)招待選手のメクボ・ジョブ・モグスが2位以下を3分以上引き離してゴール。圧倒的な速さに沿道からは歓声が
7)ハーフマラソン女子18歳~29歳の部で優勝した、招待選手の前田さやかさん

広報いちのせき「I-style」11月1日号