満開の桜に癒やされ62年 夜はライトアップも

磐井川堤防の桜

満開の桜に癒やされ62年 夜はライトアップも

磐井川堤防の桜

磐井川堤防の桜は一関の春の風物詩。1947年のカスリン台風、48年のアイオン台風による大きな災害から早期復興を祈念して51年に植樹された。
以来、毎年春には多くの市民に憩いの場を提供してきた。
 

しかし、磐井川堤防改修事業に伴い、2010年10月に桜の伐採が始まった。現在残っている並木は磐井橋から上ノ橋までの間。
来年の伐採を前に連日、最後の桜を楽しむ人が訪れた。子供たちと花見を楽しんだ菊池憲哉さん(写真上)は「今が見頃でとてもきれいですね。子供たちも喜んでいます」とにっこり。
 

夜は、堤防に設置された投光器から光が放たれ桜並木をライトアップ。光に反射した花びらは、夜空に浮かび上がる幻想的な夜桜に。
 

市は堤防改修後に桜並木を再生する計画で伐採前の桜の穂木を接ぎ木し育成している。
 

広報いちのせき「I-Style」 平成25年5月15日号