一関の四季彩
栗駒山で第52回山開き 残雪踏みしめ頂へ 災害復興と栗駒の魅力発信
岩手、宮城、秋田の3県にまたがる栗駒山(1627m)は、岩手県側では「須川岳」と呼ばれる日本二百名山の一つ。
「第52回山開き」は5月19日行われ、山岳愛好家や登山ツアー客などが頂上を目指した。
中腹の須川高原温泉前で行われた安全祈願祭には約100人が出席。
勝部修市長は「岩手・宮城内陸地震から5年。災害復興と栗駒の魅力を発信したい」とあいさつ。
その後、テープカットを行って登山シーズンの幕開けを祝った。
登山者は、残雪を踏みしめながら歩を進め、約2時間半で山頂に到着。
仙台市から参加した熊澤かうり君(8歳)は「雪山は初めて。楽しかった」と元気いっぱい。
父親の浩一さんは「いつも紅葉の季節に登ります。残雪の風景は新鮮ですね」とすがすがしい笑顔を見せた。
山開きには、秋田県湯沢市、同東成瀬村、宮城県栗原市と本市が広域連携によって観光振興を図る「ゆっくりひとめぐり栗駒山麓連絡会議」の関係者も参加した。
広報いちのせき「I-Style」 平成25年6月15日号
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