公民館さございん。
vol.2 永井公民館
岩手県の最南端、宮城県境に位置する花泉町永井地区は、古くから稲作、畜産、野菜・果樹などの農業が盛んです。
永井公民館は平成17年7月、旧花泉南中学校校舎に移転。隣接する体育館やグラウンドも付帯施設として利用しています。
25年度は、通常の生涯学習事業に加え、地区の皆さん待望の新しい公民館の建設、地域コミュニティーづくりや防災力の向上を目指した主要事業にも取り組んでいます。
新公民館建設事業の推進に当たっては、24年度に地区民で構成する「永井公民館整備事業推進委員会」を発足し、これまで8回にわたって視察・検討・協議を重ねてきました。
昨年8月には、建設場所、構造、利便性や機能を重視した間取りに係る提言を受け、それに基づく実施設計、そして25年度は建設工事に着手する予定です。
少子高齢化、人口減少が進む中で、地域の母体となる集落には、今まで以上に「絆」が求められています。
永井地区集落公民館長連絡会をはじめ、各種団体の「横の連携」を強化しながら、地区のコミュニティー活性化ビジョンを構築していきます。
防災力の向上については、永井地区防災自治会と連携して、▼避難所への防災資機材の配備▼防災セミナーの開催▼井戸・湧泉の活用システムの整備▼特別防災訓練など震災を教訓とした活動―を展開してきました。
これからも、「コミュニティーの場・心のよりどころ」として、地域と共に歩む公民館を目指します。
文・写真 永井公民館
新公民館建設に向けて検討を重ねる永井公民館整備事業推進委員会
広報いちのせき「I-Style」 平成25年6月15日号