広報いちのせき「I-Style」8月1日号 室根版 [5365KB pdfファイル] 

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空気が液体に!-196℃の世界

7月2日(火)室根中学校体育館を会場に全校生徒(128人)が参加し、科学をテーマとした特別授業を開きました。
ILC(国際リニアコライダー)をテーマに加速器や宇宙に関する講話、液体窒素を用いた実験を通して科学への関心を高めました。

特別授業は2部に分かれ、1部は「僕たちは星のかけら」と称し国立一関工業高等専門学校非常勤講師今野収氏より「高エネルギー加速器の原理」「宇宙の誕生と人類の誕生との関係は」「加速器利用による宇宙と元素の合成」の3つについての講演を行いました。
今野氏は「物理学では、まだ答えられない疑問がある。将来ILCで解明されることになると思う。あなた方が目撃者となるので、みんなで完成を見届けてほしい。」と話されました。

2部は同校准教授小野孝文氏、県電波適正利用推進協議会会長三浦文雄氏から、液体窒素を用いた超伝導磁石の実験、マイナス196℃の体験実験として生徒が参加し、酸素や空気の液化、凍らせたバナナで釘を打つ体験を行いました。

参加した生徒たちは、「宇宙の誕生と私たちの命が関係してるのを初めて知りました。」、「酸素をマイナス196℃に冷やすと、液体になってびっくりした。その液体の色が少し青っぽいのも初めて知った。」、「ぜひ岩手県にILCが出来れば良いなと思いました。」など特別授業について感想を話していました。

青色回転灯の寄贈

7月11日(木)室根地域防犯隊員の佐藤浩二氏(折壁字勢返)から「青色回転灯を装着し、防犯パトロールを実施することで、地域の防犯意識を高めるとともに、犯罪防止に貢献していただきたい。」とのことで、青色回転灯5基を室根地域防犯協会( 三浦幹夫会長)に寄贈されました。

三浦会長から「青色回転灯を活用し、目に見える防犯活動をすることで、犯罪の抑止効果を期待します。今後は、更に防犯パトロールを強化します。」と話されていました。

人権の花贈呈式

6月25日(火)室根中学校に、一関人権擁護委員協議会から『人権の花』が贈呈されました。

協議会では、市内の小中学生とともに花の苗を植栽し、『人権の花』を育てることを通して、命の大切さを学んでいます。
今回、送られたマリーゴールド・サルビアの苗100本とプランター15個、腐葉土は、生徒たちが毎年行っている花壇整備に合わせ植栽され、一部は旧折壁小学校仮設住宅に設置される予定です。

小山太郎人権擁護委員は「人権の考え方は、これからの社会を作るのに必要なこと。ただ、人権教育は思うように進まない現実である。子どものころから人権を考えること、学ぶことでより良い社会を作ってほしい。」と期待を込めて話されていました。

阪神タイガース「マット・マートン選手」訪問

6月14日(金)プロ野球阪神タイガースのマット・マートン選手が旧折壁小学校仮設住宅へ被災者支援で訪れ、入居者の方々を励ましました。
この訪問は、「3.11いわて教会ネットワーク」と「マートン・ベースボール」が協力して、「希望のお米プロジェクト」としてマートン選手がチームの勝利を挙げるごとにお米50kgを被災地に届ける活動で実現したものです。

マートン選手からメッセージが届いておりますので紹介します。
「日本で野球をするようになって、僕と僕の家族は日本と日本の皆さんのことが大好きになりました。
僕たちは東北を襲った災害に心を痛めています。
被災された方々、今なお苦難の中にある方々のために続けて祈っています。
この『希望のお米』によって皆さんとご家族に希望をお届けできたらと思っています。
それだけでなく、皆さんが真の希望を知ることができるようになることを心から願っています。東北を愛しています。 

2013年7月5日 マット・マートン」 

 

広報いちのせき「I-Style」室根版 平成25年8月1日号