健康塾

紫外線を避け、健康な肌を
すがわら皮膚科クリニック 菅原由香子 医師

菅原由香子 医師

紫外線はシミの原因になり、皮膚がんのリスクも高めます。
女性はもちろん、男性や子供も外出する場合は日焼け止めを塗ることをおすすめします。

日焼け止めには効果の強さを表すSPFとPAが表示されています。
SPFは日焼けの主な原因となる「紫外線B波」を、PAは肌の奥まで達し、しわの原因となる「紫外線A波」を防ぐ効果の強さを示します。
日焼け止めの効果は「SPF値×20 分間」で算出できます。
例えば、SPF10の場合は「10×20=200(分)」となり、3時間20分日焼けを防止できる計算です。

SPFとPA が高いものは肌に負担を掛けるので、日常生活では弱めのものをたっぷりと塗布し、こまめに塗り直してください。
肌が弱い人は日焼け止めでかぶれることもあります。無理して日焼け止めを使わず、帽子、日傘、サングラスなどで日差しを避けましょう。

日焼けしてしまった場合は肌を冷やし、熱いお風呂は避けてください。シミを防ぐためにビタミンCを摂取するのも良いでしょう。

肌が健康であれば、化粧品などをつけなくても、自らの力で保湿できます。
紫外線を避け、健康できれいな肌を心掛けましょう。

元気のひみつ

頭を使って、手先を動かす
小野寺マキ子さん 花泉町袋 78歳

小野寺マキ子さん

編み物教室の講師を30年以上していました。
編み物のほかに押し花、ドライフラワーや裁縫も。昔からものづくりが好きで、以前は「花と泉の公園」に出品していました。
今でも、旅先でアイデアが浮かんでは物づくりに生かしています。頭を使って、手先を動かすことが健康の秘けつです。

普段から腰を曲げないよう、姿勢には気を付けています。床にはものを置かず、乗り物には立って乗ります。
また、毎週お茶の会や檀家の会にも参加して、時間を見つけては畑仕事もしています。忙しい毎日こそが元気の源です。

20年間、保健推進委員協議会で活動し、今は花泉地域の会長を務めています。地域も随分と年配者が多くなりました。
互いに支えあい、心も体も元気な地域づくりを進めていきたいです。 

 

 

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成25年8月15日号