健康だより
健康塾
疲労を感じやすい「目」 毎日のアイケアを大切に
博愛会 一関病院 及川誠 医師
秋や冬は、空気の乾燥や暖房機器の使用で目が乾いてしまう季節です。
ドライアイの主な原因は
- 涙の量が減る
- 涙の質が落ちる
- 涙が分泌されるまぶたの縁がつまる
―です。つまりを取るには、目を温めるのが効果的です。
ウインタースポーツをする人は雪の照り返しなどで目が傷ついてしまうので、ゴーグルなどを着用してください。
目の疲れは、視力への影響は少ないといわれていますが、疲労を感じやすいために、頭痛やめまいの原因になります。
普段気を付けることは
- 部屋を明るくして作業する
- こまめに目を休める
- 加湿器をつけるなど、乾燥を避ける
―です。手軽にできるアイケアは
- 入浴したり、蒸しタオルなどで目を温めたりする
- 目の周りをマッサージする
―です。
目は、人が取り入れる情報の80%を担っている大事な臓器です。自宅でできるアイケアを心掛けましょう。
元気のひみつ
毎日の習慣が健康の源です
館澤敏子さん 千厩町千厩 75歳
免許を持っていないこともあり、車に頼らずに歩くようにしています。
食事は野菜を中心に、三食きっちり取ります。こうした普段の習慣が健康の源です。
一日一回は声を上げて笑う、感謝の気持ちを言葉で表す、ことも大切にしています。
若いころは丈夫な体を意識していましたが、70歳を過ぎてからは気持ちこそが大切だと思うようになりました。
年一回の定期検診も欠かしません。
楽観的な性格は、母の「家庭を守るのは女性。くよくよせずに、笑顔でいなさい」という教えを、守っているからでしょうね。
広報いちのせき「I-Style」 平成25年10月15日号