広報いちのせき「I-Style」12月1日号 東山版
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「雨ニモマケズ」魅力再発見 賢治の世界 表現豊かに
宮沢賢治の没後に発見された詩「雨ニモマケズ」の朗読会が11月3日、石と賢治のミュージアムを会場に開かれ、市内外から参加した10組の出演者が、地元の方言や英語などさまざまな表現方法で朗読し、会場は賢治の世界観で包まれました。
今年は賢治の没後80年にあたり、詩「雨ニモマケズ」を朗読することであらためて賢治の偉業を称え、賢治の精神に触れようと開かれたもの。
「雨ニモマケズ」は、東北砕石工場の技師として働いていた賢治が上京中に病に倒れ、花巻の実家での闘病中に書かれたとされるもので、自省と賢治の願いが綴られています。
朗読会には、小さい頃から東山にゆかりのある宮沢賢治作品に親しもうと、田河津児童館の園児29人も出演。
先生と一緒に毎日練習した成果を元気に発表し、来場者から大きな拍手が送られました。
また、仙台市から参加した伊藤文明さんは、ピアノの弾き語りで表現。
迫力あるピアノ演奏で来場者を魅了しました。
来場者は、多彩な表現での朗読にじっくりと聴き入り、あらためて賢治の魅力を再発見している様子でした。
「安全は家庭から」を合言葉に事故防止に尽力 長坂交通安全母の会 市民憲章表彰を受賞
平成25年度一関市民憲章推進大会は10月31日、千厩町のマリアージュを会場に開かれ、率先して地域社会の振興に尽力された団体や個人あわせて13組が市民憲章表彰を受賞しました。
東山地域からは、長年にわたり地域の交通事故防止活動に尽力された長坂交通安全母の会さんが受賞しました。
会長の佐藤郁子さんは、「命を大切にし、相手を思いやる心が事故防止のために重要。これからも活動を継続していきたい」と気持ちをあらたにしていました。
丹精こめた力作が会場いっぱいに ~東山文化祭~
一関市東山文化祭は11月2日と3日、各公民館を会場に開かれました。
絵画や手工芸品、書道や生け花などたくさんの作品を会場いっぱいに展示。
来場者は各展示コーナーをめぐりながら、丹精こめて作られた力作に見入っていました。
長坂会場では、ステージ発表としてピアノ演奏やダンス、げいび追分などのほか、東山中学校特設合唱部の生徒たちによる合唱も発表され、中学生のさわやかなハーモニーがホールに響きました。
会場の外ではジュニアリーダーズクラブ“ハピクロ” による縁日も行われ、1日中子どもたちの楽しい声が響いていました。
田河津会場では、特設コーナーとして読み聞かせボランティアによる田河津の民話の読み語りが行われたほか、田河津小学校閉校記念として、これまでの歩みを振り返る写真が展示されました。
また、10月16日に開かれた山神社奉納演芸会の様子がビデオ上映され、家族や仲間と談笑する姿が見られました。
松川会場では、「ありがとう松川小学校卒業生ビフォー・アフター写真展」が行われ、来場者は懐かしそうに当時の写真を眺めていました。また、恒例のお茶席が大好評。
あたたかいお茶で一息入れながら、芸術の秋を感じている様子でした。
売っても買ってもハッピー♪ 「どんこ市」にぎやかに開催
松川まちおこしMaxマーケット「どんこ市」は11月3日、松川町郵便局前で開かれ、会場は朝からお買い得品を求めるたくさんの人でにぎわいました。
まちおこしを目的に地元の商店などで組織する実行委員会が主催し今年で8年目。
誰でも自由に参加できるフリーマーケットで、新鮮な野菜や工芸品、衣類やおもちゃなどが売り出されたほか、出店や本物のドンコが当たるサイコロゲーム、芋の子汁のおふるまいなども行われ、来場者は秋の1日をゆっくりと楽しんでいました。
広報いちのせき「I-Style」東山版 平成25年12月1日号