広報いちのせき「I-Style」1月1日号 一関版 PDF

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勝部修市長年頭あいさつ

ILCを一関発展の骨格に市民と協働で未来を拓(ひら)く

勝部修市長

新年明けましておめでとうございます。

輝かしい平成26年の新春を健やかにお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
また、日頃から市政に対して寄せていただいているご支援、ご協力に対し、深く感謝申し上げます。

東日本大震災から3度目の正月を迎えました。
私たちは、震災発生時から続けている復興支援を通じて、あらためて命の大切さ、人と人とがつながることへの感謝、そしてかけがえのない古里への愛着などを再認識させられています。

昨年は、国際リニアコライダー(ILC)の国内候補地に、一関市を中心とする北上高地が選定されました。
また、平泉ナンバーの導入決定やPRに努めてきたもち文化を含む「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されるなど、明るい話題が多くありました。

一方で、最優先で取り組まなければならないのは、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う放射性物質の除染対策です。
農林産物の安全を守り、産地としての信頼を取り戻します。
また、道路側溝に堆積した土砂をはじめとする生活環境の除染を一刻も早く進めて、安全で安心な「ふるさと一関」を取り戻します。

高齢化・人口減少社会への対応も大きな課題です。
行政サービスのあり方をお年寄りに優しいものに変えていくための、具体的な検討を進めなければなりません。
また、人口減少への対応は、子育て、就職、結婚、定住を一連の施策として展開し、若者の地元定着を進めてまいります。

私は、ILCプロジェクトを「一関市発展の骨格」に位置付け、国際化に対応したまちづくりに取り組んでまいります。
世界に一つだけの実験研究施設を中東北に、ふるさと一関に実現させ、「世界と日本の多様な文化が出会うまち」「人類の夢が実現する科学のまち」「世界が集い世界に羽ばたくまち」を築いてまいります。

本年が皆さんにとって、幸多き年になることを心から祈念するとともに、新しい夢の実現に向け、皆さんと協働でまちづくりを進め、未来を拓いてまいります。

平成26年1月1日 一関市長 勝部 修

上映と展示でシンクロ公演10周年を振り返る

一関高専水泳部を密着取材した写真部が上映会と作品展示を開催

11月2、3の両日開かれた一関高専水泳部「漢(おとこ)のシンクロ公演」の記録映像上映会(同校写真部主催)は12月12日、同校で行われ、招待された水泳部員たちが約30分間の映像をじっくり鑑賞しました。

シンクロ公演10周年の今年、写真部は練習から本番まで6カ月にわたり密着取材。
撮影した数千枚の中から「とっておき」をピックアップし、BGMを加えてムービーアルバムを編集しました。

水泳部員は、スクリーンに映し出される自分たちの真剣な演技に目を奪われたり、ユーモアあふれる姿に笑ったりしていました。

水泳部の髙橋明徳(あきのり)部長(電気科5年)は「部員の笑顔がいっぱいでうれしい」と喜び、「後輩たちには個性を生かして頑張ってほしい」と期待を込めました。
高橋陸(りく)さん(電気科2年)は「もっと鍛えて、細かい動作もしっかり演じたい」と伝統の継承と技の向上を誓いました。

10日から19日までは、校舎多目的ホールに約50枚の「とっておき」が展示され、訪れる人の目を楽しませていました。

復興への「福島の思い」を届ける うつくしま復興大使が勝部市長を訪問

「うつくしま復興大使」の3人は11月6日、市役所本庁を訪れ、福島県の現在の復興状況や復興の決意などを勝部修市長に報告しました。

姉妹都市・三春町の鈴木義孝(よしのり)町長の親書(しんしょ)を読み上げた復興大使、橋本由香里(ゆかり)さん(43)は、福島の民芸品「起き上がり小法師」を勝部市長に手渡しました。

来庁したのは橋本さんのほか舟田有喜子(ふなだゆきこ)さん(会津美里町・高2)と新國光太た郎(にっくにこうたろう)さん(金山町・高2)。
このうち、新國さんは「一関学院高の皆さんと交流し、一関市も大きな被害を受けたことを知りました。交流した皆さんと復興に向け、互いに協力していきたいです」と力を込めました。

 

 

広報いちのせき「I-Style」一関版 平成26年1月1日号