健康塾

高血圧症の改善が脳卒中や心筋梗塞を防ぎます
ひがしやま病院 齋藤勝彦 院長

齋藤勝彦 院長

寒い季節になると、高血圧患者は血圧が上昇しやすくなります。
生活習慣病の中で最も多い高血圧症は、日本人の3人に1人がかかっています。
治療で脳卒中の40%、心筋梗塞の20%が抑制できるといわれています。
脳卒中、心筋梗塞や狭心症の予防には、生活習慣を軸にした高血圧治療が必要です。

若い頃、循環器疾患を専門に診療した私は現在、老健との併設医療機関で働いています。
脳卒中後遺症や心不全と闘う皆さんと付き合う中で、あらためて高血圧症の予防と治療の大切さを感じています。

高血圧症は、診察室で140/90 mm Hg 以上、家庭で135/85mm Hg 以上と定義されています。
降圧目標は年代や持病の種類などによって異なります。疾患のない高齢者の場合、診察室で140/90mm Hg 未満です。
治療には減塩、減量、運動、節酒や禁煙など、生活習慣の改善が重要です。

 

 

元気のひみつ

好きな料理で健康維持
小山勝子さん 川崎町薄衣 74歳

小山勝子さん

市食生活改善推進員協議会の川崎支部長をしています。
料理上手な義母の影響で、料理をしたり、食べたりするのが好きになりました。
毎朝、夫が育てた自家製野菜とフルーツで作るオリジナルの野菜ジュースを欠かしません。
塩分や脂肪分に気を付けた料理を心掛けています。

「人の喜ぶ顔が見たい」という思いが私の活動の原動力。楽天的な考え方やくよくよしないことが元気の秘けつです。
料理を振る舞ったり、食べたりしながら会話をすることはストレス発散方法の一つですね。

食事は毎日取ります。生涯取るものです。だからこそ、健康を考えた食事が大事です。 

 

 

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成26年1月15日号