広報いちのせき「I-Style」2月1日号 一関版 PDF

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300キロの大鏡餅を担ぎ、練り歩く

COVER★一石大鏡餅神輿渡御と鏡開き
撮影日 1月11日 場所 大町商店街、JR一ノ関駅東口交流センター

大町商店街を練り歩く大鏡餅神輿。
大町商店街を練り歩く大鏡餅神輿。
一関商工会議所青年部の緑川博文一関支部長は「もち文化を広めて、一関を盛り上げていきましょう」と、
勝部修市長は「もちのせき元年。一関のもち文化を発信しましょう」とあいさつした

神輿出発の時、前日から降り続いた吹雪はやみ、日が差し込みました。
足袋を雪でぐっしょりと濡らしながらも、威勢のよい掛け声に合わせ、力強く進む担ぎ手たちからは、凍てつく寒さを感じさせない熱気が伝わってきます。

一関商工会議所青年部一関支部主催の「一石大鏡餅神輿渡御(いっこくおおかがみもちみこしとぎょ)」は1月2日、大町商店街などで行われ、同部員や一関神輿連合会の会員など約60人が正月飾りを施した約300キロの大鏡餅を担いで練り歩きました。
渡御は、東日本大震災以降中断していた「磐井川水天宮大鏡餅奉納渡御(いわいがわすいてんぐうおおかがみもちほうのうとぎょ)」を市民参加により復活させたもの。
昨年12月、「一関の餅食文化」を含む「和食」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録されたことを記念して行われました。

渡御を終えた大鏡餅は2日から11日までJR一ノ関駅に展示され、最終日には東口交流センターで鏡開きが行われました。
まき割り機で1キロほどに小分けされた鏡餅は来場者に振る舞われました。
「一関地方のもち食文化公開講座」を受講した盛岡市の6次産業化プランナーの大平恭子(おおだいらきょうこ)さんは「初めて見る光景にびっくり。一関の食文化はとても興味深いです。いただいたお餅はいろいろな味にアレンジして楽しみます」と話していました。

1菊地慶矩一関神輿連合会長 2市内外から約50人が訪れた鏡開き

 1_菊地慶矩一関神輿連合会長は「餅はたくさんの米粒でできる。まさに絆の象徴。復興へ向けて立ち上がる1年に」と力を込めた
2_市内外から約50人が訪れた鏡開き。まき割り機で開いた鏡餅は、重さ1ほどのブロック状に小分けされ、来場者に振る舞われた

 

家族ぐるみ、地域ぐるみで「火の用心」 正月恒例の「一関消防団初纏振り」に約200人が参加

正月恒例の「一関消防団初纏振り」

無火災、無事故、商売繁盛などを願って年の始めに行われる「一関消防団初纏(まとい)振り」は1月2日、大町商店街などで行われ、一関、大東、千厩、東山4地域の消防団員約200人が纏を振って沿道の住民に火災予防を呼びかけました。

あいさつに立った大森忠雄(ただお)団長は「無火災を達成するには家族ぐるみ、地域ぐるみの『火の用心』が大事。皆さんの健康と幸せを祈ります」と述べました。

60人で成す纏振りは圧巻。ラッパ吹奏やはしご乗りも堂々と演技し、訪れた市民から盛んな拍手が送られていました。

 

 

 

 

 

 

広報いちのせき「I-Style」一関版 平成26年2月1日号