広報いちのせき「I-Style」3月1日号 大東版 PDF

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“天下の奇祭” に過去最多の298人が激走

真冬の風物詩ともいえる「一関市・大東大原水かけ祭り」が大原商店街を会場に開かれました。
1657(明暦3)年の江戸の大火を機に始まったとされ、今年で356年目を迎える天下の奇祭。

今年は首都圏などでのPR活動の効果もあり、全国から申し込みが殺到。
過去最多の298人の裸男が大原商店街を駆け抜けました。

お祭り当日は、青空が顔を出す穏やかな天候となりましたが、時折吹く風は身を切るような冷たさで、
メーンの水かけが始まる午後3時の気温は2度まで冷え込みました。

「旗切り役」を先頭に裸男たちが一斉にスタート。沿道からの容赦ない清め水を浴びながら、5区間に分けられた大原商店街の500メートルを完走。
会場のボルテージは最高潮に達しました。

陸前高田市から参加した中山竜一さん(25)は「参加は2回目。去年より楽しめたが川に入っての納め水が冷たかった。たくさんの人の背中に“震災復興”と書いてあって心強く感じた」と語っていました。

防火への誓い、気持ち新たに 1月26日、文化財火災防御訓練

「文化財防火デー」に合わせ、安昌寺(あんしょうじ)(中川)で文化財火災防御訓練が行われ、一関北消防署、消防団員、地元の自主防災組織など約80人が参加し防火への誓いを新たにしました。

異常乾燥と強風の中、午前9時ころ安昌寺本堂から出火-という想定で訓練を実施。
通報を受けて駆け付けた消防署員や消防団員らが近隣の河川や防火水槽から取水し、素早くホースを延ばして次々と放水しました。
地元の自主防災組織のメンバーもバケツリレーによる初期消火を行うなど本番さながらの訓練を繰り広げました。

92歳で28本! 佐藤久治(きゅうじ)さん(渋民)を表彰

80歳で20本以上自分の歯を持っている人をたたえる「県イー歯トーブ8020コンクール」の一関地方東地区代表として、佐藤久治さん(渋民字平前)が県歯科医師会から表彰されました。

佐藤さんは92歳となる現在、28本の自分の歯を保っています。汚れやぐらつきもほとんどなく、何でもよくかんで食べるとのこと。
全国的にも極めて珍しく、「歯科保健衛生の模範」と口腔ケアの専門家も驚くほど。

熊谷博伸(ひろのぶ)歯科医師(摺沢)から表彰状と記念品を手渡された佐藤さんは「家族と同じものが食べられるのがうれしい」と話してくれました。

みんなと一緒に作るのが楽しいんですよね! 2月6日、第2回プリザーブドフラワー教室

曽慶公民館・猿沢公民館共催によるプリザーブドフラワー教室が大東曽慶地区センターを会場に開催されました。
第2回となる今回は24名が参加。「仏花」と立て掛けタイプの「アレンジメント」のどちらかを選んで制作しました。
プリザーブドフラワーとは特殊液で加工した生花をワイヤーなどでアレンジするもので、特に「仏花」は水やり不要で長期間飾ることができるため最近人気とのこと。
参加した人は時折楽しいおしゃべりに花を咲かせながら、熱心に手を動かしていました。

多彩なギターサウンドを堪能 2月8日、ギターだけの音楽会

大東コミュニティセンターで「ギターだけの音楽会」が開かれ、200人を超える観客がギターだけで奏でる多彩な音色を楽しみました。

演奏したのはジャズギタリストで作曲家の杉本篤彦(あつひこ)さんと、岩手大ギターアンサンブルのOB、OGらで構成し、盛岡市を中心に活動しているアマチュアのギター演奏グループGEEPs'(ジープス)。

演奏は3部構成で、第3 部では杉本さんとGEEPs'によるセッション(合同演奏)が行われ、ギターだけとは思えない迫力ある演奏に観客は体でリズムをとりながら楽しみました。

ココロ揺さぶるYosakoi(よさこい)の鼓動 1月26日、新春すりさわYosakoi まつり

大東コミュニティセンターを会場に「新春すりさわYosakoi まつり」が開催されました。
4回目の開催となる今回は、県内外から25チーム、300人を超える踊り手が参加。
大船渡市や気仙沼市、南三陸町など東日本大震災で被災した沿岸からの参加チームも多く、エネルギッシュなパフォーマンスに会場は熱気に包まれました。

主催した大東Yosakoi 恋・来い連「菅原組」の事務局・佐藤新治さん(摺沢)は「お客さんが思った以上に来てくれたことで盛り上がった。楽しんでいただけたと思う。来年も続けていきたい」と熱く話していました。 

 

広報いちのせき「I-Style」大東版 平成26年3月1日号