健康だより
健康塾
外出するときは、花粉症対策を忘れずに
笠原耳鼻咽喉科医院 笠原正明 院長
一関は、3月上旬から4月の桜の開花時期までスギ花粉が飛散し、そのピークは春彼岸のころです。
今年の飛散量は少ないと見込まれていますが、油断は禁物です。
花粉症が引き起こす主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりです。
いずれも、花粉を体外に出そうとしたり、体内に入らないようにしたりする過剰な「防衛反応」によるものです。
外出するときは、
1_マスクやメガネを着用する
2_表面の滑らかな上着や帽子を着用する
3_風の強い日は、自転車やバイクの使用を避け、車で(窓を閉めて)移動する
―など対策をしましょう。
また、室内に花粉を持ち込まないよう、洗濯物を室内に干したり、窓を閉めたりしましょう。
症状の緩和には、家族や職場など周囲の協力が必要です。
元気のひみつ
「人のため」精神で健康に
黒澤キヨノさん 幸町 87歳
前会長から声を掛けられ、幸町の老人クラブ「幸寿会」の会長になって12年目。
「みんなの楽しみをつくりたい」と、年間行事の企画・運営、会報の制作や文書配布などを続けています。
忙しい毎日ですが、「会員の笑顔が見たい」その一心で活動しています。
忙しい自分を支えるのは、やっぱり食事。5年前から毎日欠かさず、酢の物を食べているほか、
1_腹八分目
2_野菜中心
3_減塩
4_タンパク質を取る
5_好き嫌いをしない
―などに気を付けています。
「人のために尽くせば、健康でいられる」が信念。くよくよせず、いつでも笑顔でありたいですね。
イー歯トーブ8020コンクール受賞
80歳以上で、自分の歯を20本以上持つ人を表彰する「25年度岩手県イー歯トーブ8020コンクール」(岩手県歯科医師会主催)。本年度は、一関管内で119人が表彰されました。
このうち92歳で28本の歯を持つ「9228」佐藤久治さんは「自分の歯で食事ができるのでうれしいですね」とにっこり。
88歳で24本の歯を持つ「8824」伊藤チヤ子さんは「固いものをよくかんで食べること、定期的に受診することが健康な歯を維持する秘けつです」と教えてくれました。
8020コンクールの受賞者は、年々増えています。元気な体は健康な歯から。皆さん、毎日しっかり磨きましょう。
広報いちのせき「I-Style」 平成26年3月15日号