花木鳥選定委員会(熊谷健委員長・委員10人)の第5回委員会は7月24日、市役所本庁で行われ、市の花を「なのはな」、木を「ぶな」、鳥を「うぐいす」と選定し、浅井市長に報告。
これを受けて、市では市の花木鳥を、同委員会の報告どおり8月1日付けで制定しました。

選定結果を市長に手渡す熊谷委員長(左)

 同委員会は3月28日に協議を開始。選定の基準を▽みんなが知っているもの▽親しみやすいもの▽人々の暮らしやすい環境を示すもの▽子どもたちにも分かりやすいものとし、市民アンケートの意見も参考としながら協議を進めてきました。
 7月3日に行われた第4回委員会では、第3回委員会でそれぞれ2点に絞られた候補(花はナノハナとヤマユリ、木はブナとケヤキ、鳥はウグイスとカワセミ)について協議。 
 その結果、花は▽市内で広く見られ、生活に密着している▽花の集合美が市民の連帯と協調を感じさせる▽花や菜種油など地域づくりに活用しやすいなどの理由からナノハナを、木は▽保水力など、豊かな自然環境の象徴▽須川、束稲、室根の市内のシンボル的な山に育っているなどからブナを、鳥は▽鳴き声が美しい▽市内全域に生息しているなどの理由からウグイスを、それぞれ選定しました。
 第5回委員会では、花木鳥の表記について、「誰にでも親しみやすく、優しい印象」を与えるようにと、漢字や片仮名でなく、平仮名で「なのはな」「ぶな」「うぐいす」と表すことにしました。
 報告を受け、浅井市長は「新市にふさわしいに花木鳥を選定いただき感謝申し上げる。郷土意識を高め、自然を守り、うるおいのあるまちづくりのため、将来にわたって市民に親しんでもらえるよう、さまざまな形で活用していく」と述べました。
 制定された市の花木鳥は今後、各種の印刷物や市の行事などで紹介する予定です。
 市民の皆さんにもさまざまな機会での活用をお願いします。

花 なのはな

なのはな【選定理由】
昔から作物として人々の生活との関わりが深く、一面黄色に群生している様は、市民の連帯と協調を表す花としてふさわしい。
 

 

 

木 ぶな

ブナ【選定理由】
栗駒山や室根山などに原生し、豊かな自然環境の象徴であり、うるおいのある健やかな市民生活を表す木としてふさわしい。

 

 

 

鳥 うぐいす

ウグイス【選定理由】
昔から人々に愛され、春の訪れを感じさせる美しい鳴き声は、市民の高い精神性・文化性を象徴し、明るく安らぎのあるまちづくりを表す鳥としてふさわしい。

 

 

問い合わせ先
本庁地域振興課振興係 TEL 0191-21-2111(代表)

(広報いちのせき 平成18年8月15日号)