「一関市医療と介護の連携連絡会」の令和4年度における主な活動を紹介します。

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「認知症」をテーマに、在宅医療・介護連携市民フォーラムを開催しました

令和5年3月26日、「認知症になっても 自分らしく暮らすために」というテーマで、市民フォーラムを開催しました。

このフォーラムは、在宅医療・介護について市民、医療関係者、介護サービス事業関係者、行政機関が共に考え、地域包括ケアシステムを構築していくことを目的に、開催しています。

令和2年度以降、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から実施を見合わせていましたが、3年ぶりの開催になりました。

当日は、300人以上の方が参加され、認知症の当事者と、当事者を支える立場のお二人から講演をいただいた後、参加者からの質問に答えていただきました。

講演を聞いた方からは「分かっているようで分かっていなかった認知症の方の思いを、今日の講演会で話が聞けて本当によかった」「病気を正しく理解し、こちらの気づいていない偏見をなくしていきたい」「認知症に対して不安しかなかったのが、今日のフォーラムを聞いて気分がよく、楽しくなりました。これを地域全体で考え、出来ると安心して生活が出来そうです」などの感想が寄せられました。

日時

令和5年3月26日(日曜日) 午後1時30分 ~ 3時30分

場所

一関文化センター 大ホール(一関市大手町2-16) 

プログラム   
 第1部 講演(午後1時40分 ~ 2時10分)

私、認知症になっても自宅で暮らせますか?

~ 超高齢社会を豊かに暮らす人から学んだこと ~ 

 

○講師 脳と心の石原クリニック院長 石原 哲郎 氏

2021年4月に脳と心の石原クリニックを開設。主に地域の高齢者に対して、外来診療と訪問診療を通して、生活を継続するための支援を行っています。認知症当事者が当事者のために行う相談窓口「おれんじドア」実行委員。

 第2部 講演(午後2時15分 ~ 2時55分)

認知症とともに生きる

~ 当事者からのメッセージ ~

 

○講師 おれんじドア代表 丹野 智文 氏

宮城県内の自動車販売会社でトップセールスマンとして活躍中の2013年、39歳の時、若年性アルツハイマー型認知症との診断を受けますが、その後も勤務を続け、現在は認知症への社会的理解を広める活動をされています。丹野さんをモデルとする映画『オレンジ・ランプ』が今年公開されます。

 第3部 講師と会場内とのディスカッション・質疑応答(午後3時 ~ 3時30分)

 市民フォーラム チラシ

一関市医療と介護の連携マニュアル(退院シート)の様式を見直しました

一関市医療と介護の連携連絡会では、医療と介護の連携をより円滑なものとし、さらには経験の少ないケアマネジャーが業務を適切に行うことができるように支援するため、「医療と介護の連携マニュアル」および「情報共有シート」を作成し、運用しています。
最新のマニュアルと情報共有シートは、平成30年度の診療報酬・介護報酬改定に伴い、国の標準様式を踏まえ、改正したものです。
令和4年度においては、診療報酬改定に伴い、退院シートの様式について国の参考様式を踏まえて検討した結果、当面の間、これまでの様式と新しい様式を令和5年4月から2本立て(併用)で運用することとしました。