開始時刻 午前11時00分

○市長発表事項

なし

 

○その他

【記者】
NEC跡地について、6月10日から始まった意見交換会が今週で終了する。今後は、意見交換会をどのように進めるのか。
また、本日の午後に北上川流域3市長「流域治水」合同現地視察をされるが、視察の目的と国に対して一関市の市長としてどのような要望をするのか。
【市長】
本日の意見交換会は12回目で、今週木曜日の開催で1つの区切りになる。当初予定した団体と意見交換を行っている中で、もっと多くの団体と意見交換をするべきとの考えを持った。また、移動市長室を開催しており、移動先でもいろいろな意見が出された。
全市的な団体に限らず、その地域に限定した団体も意見を持っていると伺っているので、新たな団体も意見交換の対象として進めていきたい。29日で一巡となる団体については、二巡、三巡目も考えていかないといけない。事業が重なって日程調整は簡単ではないが、時間を取ってこちらから足を運んででもやる必要がある。意見交換の対象の団体や日程については、これから調整する予定。
本日の午後、北上川流域の一関市、登米市、石巻市の首長が一緒に北上川治水の状況を視察する。石巻市は北上川の河口に位置し、登米市はその上流、一関市はさらにその上流に位置する。国では宮城県が下流で一関市から北が上流と区分けをしている。今回は3人の首長と東北整備局の所長が同じマイクロバスに乗って実際に河川を視察しながら登米まで移動するもの。
昨年度、国が流域治水の重要性について発信するようになった。流域の自治体が個々に治水対応するのではなく、連携して対策を考えていくもの。北上川の治水の要は一関遊水地。源流の岩手町から平泉町付近まで流れが強いが、平泉町と一関市の境あたりで急に流れが弱くなる。そして、一関市に入ると狭あい部があり、大雨が降ると洪水が発生した。そのため、遊水地事業が約50年にわたって行われている。一関市から上流部の流域自治体は相当な数になるので、一関市長が北上川上流改修期成同盟会の会長なので岩手県の代表として出席し、登米市と石巻市の3市で流域について、特に遊水地から河口までの流域のあり方を考えるため実施するもの。
2回目が開催されるのであれば、川崎にある河川調査船に乗って下って行くのもいいと思っている。3市が連携して課題解決していかないと、せっかく整備したものが十分に効果が発揮できないと思う。

 

【記者】
特に国に要望する機会ではないのか。
【市長】
そうではない。

 

                                                                           以上

閉会 午前11時15分