開始時刻 午前11時00分

○市長発表事項

なし 

 

○その他

【記者】
 気仙沼市長が会見の際にJR大船渡線の今後の対応について、一関市がどのように考えるかという発言をしているが、承知しているか、また、市としてどういった対応をするのか。
【市長】
気仙沼市長と会う機会があり、そういった発言をしたと聞いた。報道された内容しか情報がない。JR東日本から何か説明を受けたことはない。
JR大船渡線の鉄路部分では一関市内に多くの駅がある。今回のJR東日本の収支発表により多くの赤字路線があることが分かった。一方、JR東日本という会社はとても大きな会社だと思った。ネットで現在の年間の売上額、総資産の額が何兆円ということが分かった。地域の足として重要な存在であることは変わらない。収支の良い路線があれば、良くない路線もあるので全体を見て判断する必要がある。
 
【記者】
鉄路で繋がっていて、室根地域では経済圏で関わりがある気仙沼市と連携し対応するのか、または、そのことについて今後相談するのか。
【市長】
今の段階ではなく、次の段階での話になると思う。今はJR東日本が赤字路線について発表しただけで、地元の自治体に何か話があった訳ではない。自治体ごとの鉄道部分およびBRT利用者の状況は分からない。今後関係自治体と連携しながら対応するのは当然だが、今の段階ではその段階に至っていない。
 
【記者】
一関学院の劇的な勝利についてコメントいただきたい。
【市長】
とてもすばらしい活躍で感動した。一関夏まつりの2日目で、くるくる踊りの開始時間と同じ頃に試合が始まった。くるくる踊りの参加者への声援をしていたが、試合経過の情報が時々入ってきた。最後に地元の高校生たちが勝利をつかんでくれたので、とてもありがたかった。一関夏まつりもいろいろな物事があった中で3年ぶりの開催だったので、皆さんが勝利を知った時の喜びはすごかったと思う。
 
【記者】
NEC工場跡地の活用について住民説明会を開催したが、住民との温度差と最終プランに対する修正の予定について聞きたい。
【市長】
各種団体への説明はこれまで20回ほど行ったが、そこでは温度差は感じなかった。各種団体への説明は検討途中のものであったが、住民説明会は最終段階のものを説明した。説明した内容は違ったが、温度差は感じなかった。
住民説明会では一通りの説明を行ったが、大きく考えが違う方は少数で、かなりの方は市の考えに理解をしてもらえたと思う。
駐車場の台数など取得した後の詳細について質問があったが、今までの事に関するものについては、大きな差はないと思う。最終プランの修正については、基本的な部分については無いと思っている。これまで市が検討し答えを出したものは外れが無かったが、これから検討しないといけない部分に対する意見・質問があったので、これから進行していくに従って検討作業を行うことになる。
 
【記者】
公共ゾーンや民間活用ゾーンなど3つのエリアに分けて活用していくという説明に対し、反対の意見はあったのか。
【市長】
無かった。説明会を3回開催したが、川崎市民センターと3回目に開催した時に、取得に関する疑問を示した方がいた。明確に反対と言った訳ではなく、最終プランを理解している市民が何人いるか、説明会の開催回数がもっと多い方がいいという手続きに関する話しだった。
 
【記者】
8月の臨時会議でも関連議案が出ると思うが、市が説明してきた内容を出すのか。
【市長】
そう思っている。内容やスケジュールの変更が必要な状況ではないので、予定どおりだと思っている。
 
【記者】
一関夏まつりが3年ぶりに開催され、挨拶もしていたが、振り返って思うことは。
【市長】
できて良かった。多くの方に喜んでもらったと思う。反面、コロナ禍での大きなイベントとなるので、医療関係や高齢者施設関係の方が心配している中での開催となった。医療関係や高齢者施設関係の方にはご迷惑がかからないように対応した。
 
【記者】
コロナ感染者が高止まりの状況から市長もメッセージを発信している。今後もイベントが増えてくるので、市民に対する注意喚起があれば教えて欲しい。
【市長】
基本的な感染対策をするというのは国県でも言っているが、そのとおりだと思う。
イベント毎に内容が違うので、地ビールフェスティバルは延期、一関夏まつりは開催したが、子供神輿は中止とした。個別の判断をきちんとするしか無いと思う。
 
【記者】
NEC工場跡地について、基本路線は変更ないが、今後の検討課題はあったと話したが、検討課題は駐車場の台数などのことか。
【市長】
そのとおり。今後詰めていく内容。検討課題と言うよりは、今後検討する詳細な部分と言った方がいい。これまで行ってきたことが検討課題という意味では無い。
 
【記者】
先日、北上製紙跡地を含む一関市都市計画マスタープランの一部および都市計画用途地域の変更に伴う住民説明会が開催されたが、以前開催された市議会の特別委員会では、市がNEC跡地を取得して活用できるようになるまでには、建物解体や土壌汚染処理を行う必要があるため、早くて4年から6年必要になると説明があった。一方、北上製紙跡地は更地の状態となっており、すぐに活用ができる土地だと思う。市長の政策として北上製紙跡地を市が直接利活用するという考えはあるのか。
【市長】
土地の資産、価値の意味合いが関係している。NEC跡地を取得したい理由は、駅前に広大な整形地でいろいろなことに活用できる資産価値の高い土地である。
北上製紙跡地は同じく広大な整形地で市街地にあるが、土地が持っている属性が違うと考えている。
市は政策として土地に対して、用途地域を設定し建築の制限を加えたりすることでコントロールするが、直接市が取得しないとコントロールできない土地もある。
NEC跡地は用途地域の変更によって起こりうる変化に対し、許容できないと判断している。
 
 
 
                                                                              以上
閉会時刻 11時25分