プール水の放射性物質の測定結果について(平成23年6月30日更新)

市では、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、屋外プールでの放射性物質の状況を把握するため放射性物質の測定を行ないました。
測定は、校庭での放射線量が各地域の中で高かった7つの学校(各地域1校)および利用者が特定されない社会体育施設2施設を抽出して行なったものです。

測定した全ての施設において放射性物質は検出されませんでした
市内のプールについては通常通りプールを使用して差し支えないものと判断されます。

No. 地域 施設名 プール水採取日時

測定結果(単位:ベクレル/kg)

測定団体

放射性ヨウ素

131

放射性セシウム
134 137
1 一関 山目小学校 平成23年6月28日14時15分 不検出 不検出 不検出 一関市
2 花泉 花泉小学校 平成23年6月28日15時00分 不検出 不検出 不検出 一関市
3 大東 渋民小学校 平成23年6月28日14時08分 不検出 不検出 不検出 一関市
4 千厩 千厩中学校 平成23年6月28日13時35分 不検出 不検出 不検出 一関市
5 東山 松川小学校 平成23年6月28日14時15分 不検出 不検出 不検出 一関市
6 室根 室根西小学校

平成23年6月28日13時14分

不検出 不検出 不検出 一関市
7 川崎 門崎小学校 平成23年6月28日12時45分 不検出 不検出 不検出 一関市
8 一関 一関水泳プール 平成23年6月28日14時00分 不検出 不検出 不検出 一関市
9 花泉 花泉水泳プール 平成23年6月28日13時22分 不検出 不検出 不検出 一関市

※プールの中央下部でプール水約2リットルを採取し、民間検査機関において測定。
測定器はゲルマニウム半導体検出器を使用。
測定方法は、文部科学省「ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリー」に準拠。

参考指標

現時点では国においてのプール水の基準値はありませんが、参考になる指標は以下のものです。

  • 原子力安全委員会:飲食物摂取制限暫定指標値
    • 放射性ヨウ素 300ベクレル/kg 
    • 放射性セシウム 200ベクレル/kg
  • 食品衛生法:乳児の飲用暫定指標値
    • 放射性ヨウ素 100ベクレル/kg
    • 放射性セシウムの指標値はありません。
  • 環境省:水浴場に関する暫定指針
    • 放射性セシウム 50ベクレル/リットル
問い合わせ先

教育委員会 政策推進監 (内線8840)

放射能に関する用語の解説(出典:いわてグラフ臨時号)

ベクレル(Bq)

放射能の強さを表す単位。
電球に例えると、光の強さそのものに相当します。

シーベルト(Sv)

人体への影響の度合いを示す単位。
電球に例えると距離によって異なる明るさに相当します。
1シーベルト(sv)=1.000ミリシーベルト(msv)=1,000,000マイクロシーベルト(μsv)

放射性セシウム

気化しやすく、飛散しやすい特徴があります。
半減期(放射線を出す能力(放射能)が元の半分になるまでの期間)が30年と長く、主に土壌汚染、海洋汚染の原因になります。

放射性ヨウ素

呼吸や飲食により体内に吸収されやすく、甲状腺に集まる性質があります。半減期(放射線を出す能力(放射能)が元の半分になるまでの期間)が8日と短いため、早い段階で放射能を出さなくなります。