Q 下水道受益者負担金とはなんですか？

　下水道は、不特定多数の人が利用する道路や公園とは異なり、快適性が向上する人や地域が限定されています。そのため、下水道が整備されることによって利益を受ける人に、建設費の一部を負担していただいております。
　当市では、下水道が利用できる区域として、供用が開始された土地等から負担額を算出しています。
　負担金の計算方法は地域によって異なりますので、金額や納付方法など、詳しく知りたい方は、市役所下水道課普及係または各支所建設課へお問い合わせ下さい。

Q 水洗化工事について教えてください。

　水洗化工事とは、家庭から出される排水が、外の下水道管と合流するまでの工事と、台所や風呂などの屋内の配管工事、トイレの水洗化工事のことをいいます。
　宅地内の設備は個人の所有となりますので、直接、排水設備指定工事店に工事をしていただくことになります。
　工事は、市に排水設備計画確認申請書を提出し、審査を受けた後に着手して下さい。家屋ごとの間取りや水回りによって工事費が異なりますので、排水設備指定工事店へご相談下さい。排水設備指定工事店名簿ページへ

　排水設備工事費の借入金の利子に対する補助制度がありますので、工事に着手する前に、市役所本庁下水道課または各支所建設課へお問い合わせ下さい。

Q 下水道へはなんでも流せますか？

　下水道は、なんでも流せるものではありません。以下の内容に注意して下さい。

• 排水管をつまらせる原因になりますので、台所から出る野菜くず、残飯は流さないで下さい。
• 浄化作業をする微生物、原生動物などを死滅させてしまいますので、農薬、殺虫剤などの化学物質は流さないで下さい。
• 下水道管内で爆発するおそれがありますので、てんぷら油やガソリンなどの廃油は流さないで下さい。
• 浄化作業をする微生物などの活動を低下させないため、無リン洗剤を使って下さい。
• トイレの排水管をつまらせないため、水洗トイレには水に溶ける紙を使いましょう。

Q 下水道は必ず利用しなければならないのですか？

　下水道が使えるようになったら、1～3年以内にトイレや台所・洗面所・風呂場などの排水施設は下水道に接続することが法律等で決められています。（下水道法、一関市下水道条例）

Q 下水道の利用が必須なのはなぜですか？

　家庭から出る生活排水を川に直接流す人が1人でもいると、川をきれいにし、生活環境をよくするという下水道の目的を果たすことはできません。下水道は地域の皆さん全ての協力がなければできない事業です。

Q どうすれば利用できますか？

　市が設置した「公共ます」に家庭からの排水管を接続することで利用できます。接続する工事費および完成後の維持管理費は個人負担となります。「公共ます」の設置位置などは下水道課または各支所建設課へお問い合わせください。

Q いつ工事をすればいいのでしょうか。

　現在使用できるエリアは、いつでも工事可能です。新たに下水道が使用できるようになると「供用開始」のお知らせがあります。その後に、排水管を接続する工事を行ってください。

Q 工事にかかる費用はどれくらいですか？

　家庭から「公共ます」までの距離や、トイレの種類によって違います。
本サイトで工事費のシミュレーションができます

Q 浄化槽は下水道に切り替える必要がありますか？

　下水道を使うことになった場合、便器はそのまま使用できますが、浄化槽は撤去することになります。浄化槽の廃止届を市に提出してください。

Q 簡易水洗の便器は下水道に使えますか？

　構造が違ったり、流す水量が不足するなどの理由で使用できない場合がほとんどです。排水設備指定工事店にご相談ください。