いろいろな通報手段

携帯電話・スマートフォンからの通報

携帯電話からも「119」とダイヤルすれば消防本部に繋がります。

以前は岩手県を5ブロックに分けて携帯電話からの「119番」通報を受信していたため、一関市消防本部が岩手県南ブロック代表消防本部として、胆江地区、両磐地区(一関市・平泉町)からの通報を受け付けていましたが、現在は携帯電話の位置情報特定技術の向上により、それぞれの地区の通報が直接各消防本部に接続・受理されます(直接受信方式)。

しかし、県境付近や市町村境付近では隣接する消防本部に接続されたり、また高いところ(例えば山の頂上付近など)から通報した場合、電波の関係で遠方の消防本部に接続されたりすることがあります。まず最初に自分がいる市町村名や、わかる範囲で現在地を教えてください。必要に応じて管轄消防本部に転送します。

※平泉町から奥州消防へ、花泉地域から栗原消防・登米消防・大崎消防へ、室根地域から気仙沼消防へ接続される場合があります。また、奥州市前沢区の農免道路やイオン前沢店付近、栗原市金成有壁付近からの通報は一関消防に接続される場合があります。

GPS機能のある携帯電話からの通報であれば、「位置情報通知システム(統合型)」により通報位置の情報が通信事業者を経由して指令センターへ送られ、指令台の表示させることができますが、通報時は必ず「まず自分がいまどこにいるのか」を確認してから通報してください。大きな建物のほか、信号に表示されている交差点名、コンビニエンスストアの店名、電柱などに表示されている地名、自動販売機に貼付されているステッカーなどが場所を特定する大きな手がかりになります。また、携帯電話から通報する際は下記の点に注意して通報をお願いします。

「通報するときは次のことに注意して通報すると、消防車や救急車がより早く到着出来ます。」

(通報前)
  1. 車・徒歩など、移動している場合はまずその場に止まってください。(通報後も、指令員から指示がなければ、救急車や消防車が到着するまで必ずその場にとどまってください。)
    ※移動していると通話が切れてしまうことがありますし、場所の特定ができません。また、通報したときに通報者がいる場所を目標にして向かいますので、通報後に移動してしまうと救急車や消防車が通報者を見失ってしまいます。
  2. 通報(発生)している場所の地名(市町村、住所)・目標物などを確認してください。
    ※詳しい住所がわからない場合、見える範囲にある目標物(大きな建物、各種店舗、バス停、交差点、橋など)を教えてください。そのほか、電柱や自動販売機に掲示されている住所も参考になります。
  3. 事故の内容(火事・救急・救助)を確認してください。
(通報中)
  1. 指令員は、救急車や消防車の出場手配をしながらお話を聞いています。通報中でも、救急車や消防車はもう向かっていますので、慌てずに指令員から尋ねられたことに答えてください。
    ※このときにお尋ねした内容は、救急隊や消防隊が現場到着してから迅速に活動を行うために必要な情報ですので、できる限りご協力ください。
(通報後)
  1. 通報後は携帯電話の電源を切らないでください。折り返し状況の問い合わせをすることがあります。
  2. 通報後、さらに詳しいお話を聞きたい場合も多々あります。通報後の電話の使用は極力控えてください。
    ※通報したあと、一刻も早く家族や親戚、友達などに連絡したい気持ちはわかりますが、できる限り電話は使わずに救急車や消防車の到着を待ってください。
  3. 救急車や消防車の姿が見えたら、大きく手を振ったり、夜間であれば懐中電灯などの光るものを大きく振るなどして、「ココだ」という合図をしてください。

駆込通報電話からの通報

一関市消防本部管内の各消防署・分署・分遣所には、玄関前または車庫前に「駆込通報電話」を設置してあります。この「駆込通報電話」は、火災や救急を通報するため駆け込んだ市民の方々の連絡手段を確保するために設置してあるものです。

プラスチック製のボックスの蓋を開け、ボックス内の受話器を持ち上げると消防本部にある指令センターに繋がります。応答した指令管制員に用件をお話しください。

また、駆込通報電話には通報者の様子を確認するためのカメラも設置してあり、指令管制員はカメラを確認しながら通話しています。

公衆電話からの通報

電話機の種類により操作方法がちがいますから、注意してください

  1. 緊急通報ボタンが付いている電話機
    ・・・ 受話器を上げて、緊急ボタンを押してから「119番」をダイヤルしてください。
  2. 緊急通報ボタンが付いていない電話機
    ・・・ お金を入れて「119番」をダイヤルしても、通報者の声が消防には聞こえません(片通話です)。電話機を管理している人に「カギ」で通話できるように切り替えてもらってから「119番」をダイヤルしてください。

事業所・ホテルなどの内線電話からの通報

  1. 「0番」発信など、通話が可能な状態(ツーという発信音)を確認して「119番」をダイヤルしてください。
  2. ダイヤル後、事務室やフロントに「119番」通報したことを連絡しておいてください。

災害弱者消防緊急通報システムからの通報

このシステムは、緊急事態に機敏に行動することが困難な高齢者の方々と消防機関とを結ぶホットラインです。家の中で急病や火災、または事故が発生した場合「ペンダント」などのボタンを押すだけで、消防本部にある指令センターに通報ができます。通報受信後、最寄の消防署、分署から災害種別により救急車や消防車が出場するとともに、近隣の協力員が駆けつけ、援助することにより、救急の場合は救命率の向上、火災の場合では、早期通報による延焼拡大防止と被害の軽減を図っていくものです。

災害弱者消防緊急通報システムのしくみ

  1. 通報
    通報するときは、緊急通報システム端末装置の緊急ボタンもしくはペンダントを押します。
  2. 確認電話
    利用者のお宅に確認電話をいれます
    応答がない場合や急病などの場合は、ただちに救急車などを出動させるとともに協力員にも出向をお願いします。
  3. 出動指令
  4. 協力員へ連絡
緊急通報システムの機器

緊急通報システムは、下記の機器で構成されています。

[緊急通報システムの機器]1.火災センサー 2.ペンダント(無線発信器) 3.無線受信機 4.押しボタン(有線発信器) 5.専用通報器

災害弱者消防緊急通報システムを利用するには
<利用できる方>
  • ひとり暮らしの概ね65歳以上の方、または、高齢者どうしの世帯で病弱な方
  • ひとり暮らしの重度心身障害者の方
  • ひとり暮らしの方で、生命に危険な症状を発生する持病のある方等
<利用の手続き>
  • 各市町役場の福祉担当課等、または、最寄の消防署、分署、民生委員へご相談ください
協力員の仕事

協力員は、緊急通報システムを支える大切なボランティアです。救急車が到着するまでに、次のようなことをお願いしています。

  • 安否の確認
  • できる範囲での応急手当や援助

また、利用者が救急車で病院に収容されるときは、

  • 火の始末
  • 戸締まりなど

緊急通報システムを利用される方々は、協力員のあたたかい“ふれあい”を必要としています。協力体制づくりに、ご支援をお願いします。

NET119 緊急通報システムからの通報

NET119 緊急通報システムの利用は事前登録が必要です。利用対象の方は「一関市消防本部が管轄する地域(一関市・平泉町)に在住、在勤または在学の方で、耳や言葉の不自由な方のみ」に限ります。

NET119 緊急通報システムからの通報受信専用端末機を指令センター内に設置し24時間体制で対応しています。通報を受信すると画面表示が鳴動して指令管制員に知らせ、通報内容を確認する手順になっています。

NET119 緊急通報システムご利用案内はこちら

●NET119 緊急通報システム利用登録・変更・廃止申請書兼同意書のダウンロード

FAX(ファクシミリ)から通報

耳などの不自由な方からの「119番」通報を受信するために、「災害通報受信用FAX」を設置しています。通報は、通常の119番通報と同様に「119」とダイヤルして送信してください。用紙(様式は自由です)には次のことを記入して下さい。住所・氏名・電話番号・FAX番号などは予め記入しておくと、万が一の際に素早く送信できます。

  1. 何が発生したのか。(火事・救急・救助)
  2. 場所はどこですか?
  3. 何が燃えているのか・どのような事故、ケガか・人数など
  4. あなたの名前と、通報したFAX番号(受信後、ただちに確認(返信)のFAXを送信します。)
●緊急連絡用FAX連絡用紙のダウンロード

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