再評価により事業継続を決定

 市民が健康で文化的な生活を営む上で必要不可欠な水道。
 そのうち簡易水道整備は国の補助を受けながら長期計画の中で進めていますが、市では事業の効率的な執行やその実施過程の透明性の向上を図るため、事業採択前の事業を対象に事前評価を、事業採択後は5年ごとに再評価を行うこととしています。
 このたび、磐清水・奥玉・小梨簡易水道事業が着手後10年を経過したことから、2回目の再評価を行いました。評価の結果と対応の内容は次のとおりです。

評価の結果
  1. 本事業は計画的に進捗しており、地区においても水道の早期整備の期待は高い。今後新たな技術による総合的なコストの低減を考慮しながら、水道未普及地域の解消を図ることは意義がある。
  2. 簡易水道施設を建設、維持管理するとして算定した費用(C)は109億400万円、これに対し井戸を建設、維持管理するとして算定した便益(B)は262億9500万円で、費用に対する便益の効果を示す費用便益比(B/C)は2・41 ※この数値が1以上の場合、事業が有効と判断されます
結果に基づく対応

 事業の継続

 

 この評価について、学識経験者など第三者からの意見を聞くため、簡易水道施設整備事業評価委員会(委員長・佐野茂一関高専教授、委員・高橋秀子修紅短大助教授、同・片岡淳さん=まちづくりスタッフバンク)を10月23日に開催しました。
 各委員からは「水源水質に問題はないか」「利用促進を図るべき」「水道、下水道施設は早急に整備すべき」「施設が分散しているが管理はどのように行っているのか」「学校などは優先的に整備を」「使用料はどのようになっているか」などの質問や意見が出され、最後に委員長より「磐清水・奥玉・小梨簡易水道事業の評価は妥当」との集約意見がありました。

 

 簡易水道施設整備済み区域内にお住まいの皆さんには、積極的に簡易水道を利用いただくようお願いします。

問い合わせ先
本庁簡易水道課工務係 TEL 0191-21-8572

(広報いちのせき 平成18年12月1日号)