秋の一関路で健脚競う

沿道からの盛んに声援を受けながら、懸命に走る選手たち(磐井橋付近)ハーフマラソン男子18~29歳の部で優勝し、ガッツポーズを見せる高宮選手(市役所前)

第28回一関国際ハーフマラソン大会は9月20日行われ、ハーフマラソン(21.0975キロ)、10キロ、5キロの男女・年齢別36種目に、国内外の招待選手を含む、過去最高の1823人がエントリーしました。
晴れ渡る秋空の下、午前9時50分、号砲とともにハーフの部がスタート。ゴールを目指して力走する選手たちに、沿道の観衆からは「頑張れ」と温かい声援や拍手が送られました。
競技の結果、ハーフマラソン男子18~29歳の部で城西大学男子駅伝部の高宮祐樹選手が優勝。上位4位を同大学の選手が占め、互いの健闘をたたえ合っていました。
レースを終えた選手たちには手作りのおにぎりと豚汁が振る舞われ、応援してくれた家族や選手同士で堪能。マッサージサービスコーナーも設けられ、さっそく疲れを癒しました。
選手がそれぞれの目標を持ち、挑んだ同大会。懸命に駆け抜けた一関路には、選手の晴れやかな表情が輝いていました。

さらなる安全願い着工

安全を願ってくわ入れを行う浅井市長(左から3人目)ら関係者

国土交通省が岩手・宮城内陸地震の土砂災害対策として行う栗駒山系直轄特定緊急砂防事業着工式は9月17日、厳美町市野々原地内の磐井川沿いで行われました。地震による大規模な土砂崩壊などで大量の不安定土砂が存在する磐井川流域。大雨による土砂流出を防ぐため、平成25年度までに国・県事業で新たに5基の砂防えん堤が建設される計画で、今回が最初の着工。田上澄雄東北地方整備局河川部長が「応急対策後の恒久的な対策として早期完成を目指す」と式辞を述べ、関係者が工事の安全を祈りました。

命の鼓動が大地に響く

迫力の演奏で会場を奮わせた太鼓道場風の会(山形県)

東北太鼓フェスティバルは9月20日、一関市総合体育館で催されました。東北各県の実力派から市内の太鼓団体の20団体が出演。「響け・いわいの里に・命の鼓動」をテーマに、趣向を凝らしたパフォーマンスと円熟したバチさばきが繰り広げられました。
地元開催で準備から運営・出演までを担った磐井太鼓同志会(小野寺安会長、加盟13団体)は、平泉世界遺産登録祈願曲「大地勇悠」を50人で合同演奏。「いわいばやし」でフィナーレを飾り、来場した約800人の観衆を魅了しました。 


(広報いちのせき 平成21年10月15日号)