岩手県南・宮城県北11市町

協定締結後、各市町の代表は固い握手を交わしました

 災害が発生し、被災した自治体独自では十分な応急措置ができない場合に相互に応援活動を行う「岩手・宮城県際市町災害時相互応援協定」締結式は7月6日、市役所本庁で行われました。

 同協定は平成12年に37市町村間で締結していましたが、新たに「消防組織法」と「国民保護法」に基づく応援内容などを加えたことや市町村合併で構成市町に変更が生じたことに伴い、県内の当市と平泉町、藤沢町、大船渡市、陸前高田市、住田町、宮城県の気仙沼市と南三陸町、本吉町、栗原市、登米市のあわせて11市町間で新たに結ばれたものです。

 締結式には、締結市町のうち10市町から首長ら代表が出席し、協定書への調印と締結確認書への署名を行いました。
 その後、締結市町を代表して浅井市長が「発生が予想される宮城県沖地震などの大規模災害に備えた市町村間の協力体制づくりが強く求められている中、県境を越えた相互応援の体制を整備できたことは誠に意義深い。友好と信頼の精神に基づき、万が一の災害発生時には迅速・的確な応援協力がなされるものと確信している」とあいさつしました。

 本協定に基づく応援の内容は、▽応急措置などに必要な情報収集と提供▽食糧、飲料水および生活必需物資とその供給に必要な資機材の提供▽被災者の救出、医療、防疫および施設の応急措置などに必要な資機材、物資の提供▽災害応急活動に必要な職員などの派遣▽国民保護法に基づく国民保護のための措置などとなっています。

(広報いちのせき 平成18年8月1日号)