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ILCに関わる海外研究者との意見交換会を開催

2024.07.05

7月5日に一関市内にてILCに関わる海外研究者とILCの建設候補地域の関係者が意見交換しました。
この意見交換会は、7月8日~11日まで東京大学にて開催された国際会議「リニアコライダー・ワークショップ2024(LCWS2024)」に参加するため来日した海外の研究者3人(マキシム・ティトフ氏、スタイナー・スタプネス氏、トーマス・シェルナー氏)と地域関係者として、佐々木淳副知事、佐藤善仁一関市長、倉成淳奥州市長、菅原茂気仙沼市長など、15人が出席しました。

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海外研究者らの意見は以下のとおり↓

スタイナー氏(スイス・欧州合同原子核研究所)
・ ヨーロピアンストラテジー(欧州素粒子物理戦略)がある中で、重要なのはILCの状況を来年の春までにCERNに対し報告しなければならない。また、夏には非常に重要なディスカッションがある。
・ ILCのためには地域のサポート、日本の研究者のサポートが重要であり、それが継続していることは非常に有難いし重要なこと。
・ ILCテクノロジーネットワークをスタートして、ドイツ、フランス、スペイン、イギリス、イタリアのそれぞれの研究所が協力し取組を進めている。
・ 一番重要なことは、日本政府から計画を前に進めるという話が出てくること。3月までにCERNにステータスをだす。3月までにILCの状況を報告し、夏に議論が行われるという時に日本が前に進んでいるという状況が必要。

マキシム氏 (フランス・サクレー研究所)
・ 科学技術だけではなくて、外交的な意味合いで同じ価値観をもつ国の間で共有するということが極めて重要だと感じている。
・ ヨーロッパは次の将来を決定しなければならないというタイムリミットの中で、新型コロナウィルス感染症の影響で止まっていた動きがまた動き出すことを願っている。

トーマス氏 (ドイツ電子シンクロトロン) 
・ アメリカもP5があり、ヨーロッパもこれから戦略を決める。中国にも動きがある難しい状況の中で、同じ価値観をもった国が協力し合うということが極めて重要だと思っている。

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