1万2千人の長寿祝福

21年度市敬老会は9月から11月にかけて、各地域・各地区ごとに催されています。招待者は昭和5年4月1日までに生まれた今年度満80歳以上になる人。9月1日現在で1万2688人(一関4982人、花泉1818人、大東2278人、千厩1436人、東山881人、室根767人、川崎526人)で、そのうち88歳の米寿は634人です。
それぞれの会は、福祉活動推進協議会や自治会など、各地域・地区の皆さんの企画による細やかな配慮と心のこもった運営により進められました。祝い品贈呈や「本日を元気で迎えられましたことに心からお慶びを申し上げます。豊富な人生経験を生かし、ますますご壮健で活躍くださいますようお願い申し上げます」との浅井市長からのお祝いのことばなど、祝賀ムードの中、出席者が高らかに乾杯。祝宴では、当祝者の皆さんが近況を報告し合ったり、地域の皆さんによる祝いの歌や踊りで健康長寿を祝いました。

9月12日行われた山目地区敬老会で、浅井市長(左)から記念品を受け取る早川昭子さん

そのうち、9月12日ダイヤモンドパレスで行われた山目地区敬老会には、当祝者1214人のうち460人が出席。当祝者を代表して、佐々木勝信さん(85)=末広=が「長年培ってきた経験を生かし、社会貢献や地域活動に積極的にかかわっていく」と誓いました。毎日ランニングと体操を欠かさないという佐々木さん。「あと5年は好きなゴルフを楽しみたい」と語っていました。

奥玉保育園児らのアトラクションに目を細める奥玉地区敬老会出席者


また、千厩町のマリアージュで8日、行われた奥玉地区敬老会では、336人の当祝者のうち180人が出席。当祝者代表の千葉英一郎さん(80)=奥玉=が「皆さんにあまり迷惑をかけないように心がけ、愛される老人になりたい」とお礼を述べました。奥玉保育園児はヤッターマンの歌に合わせて踊りを披露。参加者は子どもたちの演技に目を細めて手をたたいたり、しばらくぶりの顔を見つけては懇談したりと、和やかに過ごしました。

(広報いちのせき 平成21年10月1日号)