子供たちの発想の豊かさに触れ目指した保育士の道
夢は仲間と園を持つこと

ファンタジックコンサート

ファンタジックコンサート実行委員長を務めた
後藤慎太郎さん

平成20年4月、幼児教育を志し修紅短期大学幼児教育学科に入学し現在2年。タッチベルクラブ所属。

宮城県栗原市栗駒町。20歳

 

の不自由な人がミュージックベルを演奏できるようにと開発された楽器、タッチベル。修紅短大男子タッチベルクラブは、タッチベルのほか身近なものを取り入れた演奏で幼稚園、保育園から障がい者施設、各種イベントまで、年間約20回ものコンサート依頼があるほどの人気を誇ります。
ンバーの一人、後藤慎太郎さんは、高校までは剣道に明け暮れ音楽が苦手。進路では剣道に打ち込める大学と、幼児教育とで迷いましたが、「中学時代の職場体験で見たあこがれの先生のようになりたい」と修紅短大に入学しました。
動が得意で体で表現することが好き。苦手意識のあったピアノも、タッチベルなど多様な音源に接しているうちに次第に楽しくなり、練習を重ねることで弾けるように。今では仲間と音楽を作り上げる喜びを知りました。
大幼児教育学科の秋の音楽発表会「ファンタジックコンサート」実行委員長を務めた慎太郎さん。昨年で27回を数え、毎年学生によるオリジナル編曲、演出で行われますが、「俺たちにしかできないことをやろう」と男子学生を前面に出した演出に。インフルエンザの流行によるリハーサル不足の中、大成功の舞台を仲間と作り上げました。
来の夢は、「仲間と自分たちの園で自分たちの目指す保育を行うこと」。その夢に近づくため、4月からはカリスマ保育士「まあせんせい」として有名な菊地政隆さんが経営する保育園に就職します。ふるさとで子供たちと過ごす日を夢見て、東京での保育士生活が間もなく始まろうとしています。

 

(広報いちのせき 平成22年2月15日号)